カニエ・ウェスト、LA復帰公演開催 論争には言及せず観客熱狂
約5年ぶりにロサンゼルスで復帰公演を行ったカニエ・ウェスト。大規模会場でのステージは満員に近い観客を集め、近年の度重なる論争にもかかわらず、その人気の根強さを改めて示した。一方で、公演中に自身の発言問題へ言及することはなかった。
カニエ・ウェスト、LAでの復帰公演に熱狂
会場となったSoFiスタジアムでのステージは、巨大ドームの上に立ち、地球の映像が回転する演出で幕を開けた。象徴的なビジュアルとともに、“復帰”を印象づけるパフォーマンスが展開された。
最新アルバム『Bully』の楽曲からスタートしたものの、観客が最も大きく反応したのは「Can’t Tell Me Nothing」など過去のヒット曲だった。さらに「N**as in Paris」や「Black Skinhead」など代表曲が続き、会場のボルテージは一気に高まった。
論争には触れず、観客は“音楽”に集中
ウェストは近年、反ユダヤ的発言などで大きな批判を浴びてきたが、この日のステージではそれらに関する直接的な言及はなかった。今年に入り一部メディアで謝罪を行ったものの、今回の公演では沈黙を貫いた形だ。
来場者の多くはその点を重視していない様子で、「音楽を楽しみに来た」と語る声が目立った。長年のファンの間では、“アーティストと作品は切り離して評価する”という認識も一定数見られた。
新作『Bully』と“かつてのカニエ”への期待
観客の中には『Bully』について「昔のカニエに近い」と評価する声もあり、キャリア初期の作風への回帰を期待する意見も聞かれた。音楽面での評価が再び高まりつつあることは、今回の公演の動員にも表れている。
音楽業界でも動きがあり、アッシャーやマライア・キャリーらを擁するインディーレーベルGammaがウェストと提携。新作は米チャート上位入りが予想されている。
ステージの粗さも“カニエらしさ”
公演は予定より約2時間遅れて開始され、演出の変更をその場で指示するなど、進行の粗さも見られた。照明や映像に対してリアルタイムで修正を求め、楽曲をやり直す場面もあった。
ボーカル面でも不安定さが指摘されたが、観客の熱量がそれを上回り、大きな問題にはならなかった。
終盤には「Runaway」を披露。自己の欠点と向き合う内容の楽曲で締めくくる選曲は象徴的だったが、その内省的なメッセージが現在の彼自身にどこまで重なるのかは明確にされなかった。
4月1日SoFiスタジアムのセットリストは以下。
King
This is a Must
Father
All the Love
Father Stretch My Hands, Pt. 1
Can’t Tell Me Nothing
N***as in Paris
Mercy
Praise God
Black Skinhead
On Sight
Blood on the Leaves
Carnival
Power
Bound 2
Say You Will
Heartless
Moon
E85
King
This is a Must
Father
All the Love
Talking
Piercing on My Mind
Everybody
All Falls Down
Jesus Walks
Through the Wire
Good Life
All of the Lights
Runaway
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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