『オズの魔法使』の子役ヴァレリー・リーが94歳で死去――同作に出演した存命者は1人のみに
映画『オズの魔法使』(1939年)で子役としてマンチキンの一人を演じたヴァレリー・リーが、94歳で死去した。現地時間4月12日(日)、1996年に出版された書籍『The Munchkins of Oz(原題)』の著者スティーブン・コックスが発表した。
リーはハリウッドでの活動期間は短いものの、コメディ短編『Our Gang(原題)』(1922年~)などにも出演し、印象を残した。
1931年にロサンゼルスで生まれたリーは、不朽の名作『オズの魔法使』でドロシー(演:ジュディ・ガーランド)を案内する小人マンチキンの一人を演じた。撮影はカルヴァー・シティにあるMGMスタジオで行われ、リーは撮影中に7歳の誕生日を迎えた。同作に出演した子どもたちは、一部のファンから「マンチキッズ」と呼ばれていた。
コックスによれば、リーは『オズの魔法使』での思い出をとても大切にしており、後年、ファンから連絡を受けるたびに当時の記憶を語っていたという。「ある日、ライオン役のバート・ラーが、衣装を着ずに現場に来ていました。彼は小人役の子どもの一人を膝に乗せ、私たちのために腹話術で人形劇を披露してくれたんです」

また彼女は、『オズの魔法使』をひもとく2024年のドキュメンタリー番組『Mysteries of Oz: 85 Questions Answered(原題)』にも出演している。
その後のリーは、『Our Gang』シリーズに出演したほか、『Time Out for Lessons』(1939年)、『Ye Olde Minstrels』(1941年)、『Doin’ Their Bit』(1942年)、『Benjamin Franklin, Jr.』(1943年)、『Election Daze』(1943年)、『Dancing Romeo』(1944年)などのコメディ短編で活躍した(上記すべて原題)。
やがてハリウッドを離れたリーは、ロサンゼルス・シティ大学に進学。その後、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校の書店で25年以上にわたって勤務し、店長も務めた。
私生活では1949年にデパート店員の男性と結婚し、3人の子どもをもうけ、2002年に夫が亡くなるまで連れ添った。さらに4人の孫、2人のひ孫も誕生している。
コックスによると、『オズの魔法使』の出演者の中で存命の人物は、同じくマンチキンとして出演した現96歳のプリシラ・モンゴメリー・クラークのみとなった。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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