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ニコラス・ケイジ主演『スパイダー・ノワール』 制作陣が明かす“異色スパイダーマン”の裏側

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ニコラス・ケイジ主演『スパイダー・ノワール』 制作陣が明かす“異色スパイダーマン”の裏側
ニコラス・ケイジ 写真:Michael Loccisano/Getty Images
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ニコラス・ケイジ主演の新ドラマ『スパイダー・ノワール』の制作陣が、“これまで誰も見たことのないスパイダーマン”を目指した制作背景を明かした。1930年代ニューヨークを舞台にした本作は、フィル・ロード&クリストファー・ミラーが手がける“スパイダーバース”シリーズ最新作として、Prime Videoで5月27日より配信される。

『スパイダー・ノワール』は“ボガート映画”として構想

『スパイダー・ノワール』のクリエイター兼共同ショーランナーのオーレン・ウジエルは、本作の出発点について「“もしハンフリー・ボガート映画の主人公が、たまたまスパイダーマンだったら?”という発想だった」と説明した。

主演・製作総指揮も務めるニコラス・ケイジは、脚本開発段階から作品作りに深く関与。撮影現場では『三つ数えろ』のボガートや、ピーター・ローレ、エドワード・G・ロビンソンら往年の名優を参考に演技を構築していたという。

ウジエルは、「ニコラス・ケイジが、誰も見たことのないスパイダーマンを演じることは最初から明確だった」と語っている。

1930年代ニューヨークを実写で再構築

本作は、2018年公開のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』に登場した“スパイダーマン・ノワール”をベースに制作された実写シリーズ。共同ショーランナーのスティーヴ・ライトフットは、「8話構成だからこそ、キャラクターや世界観をより広げられた」と説明する。

主人公は従来の若きピーター・パーカー像とは異なり、年齢を重ねた私立探偵として描かれる。ライトフットは、「彼は年上で、より賢く、ヒーロー活動にも少し疲れている」と、その人物像を明かした。

また、制作陣は本作について“ノワール作品”であると同時に、“スパイダーバース作品”でもあると強調。公開前にタイトルを『ノワール』から『スパイダー・ノワール』へ変更した理由について、製作総指揮ダン・シアーは「2つのジャンルの融合を示すためだった」と説明している。

ニコラス・ケイジ流“異色のスパイダーマン”

共同製作のクリストファー・ミラーは、本作ではシリアスなノワールだけでなく、スパイダーマンらしいユーモアも重要視したと語る。

「ニック(ケイジ)は非常にユーモラスな人物。スパイダーマンには軽妙なジョークが欠かせないし、優れたノワール作品には笑いや感情表現もある」

共演者たちも、ケイジ独自の演技アプローチに驚かされたという。ロビー・ロバートソン役のラモーネ・モリスは、「彼は“人間になろうとしている蜘蛛”としてキャラクターを演じていた」とコメント。「他のスパイダーマン像とは完全に異なる解釈」と評価した。

白黒とカラー、2バージョンで配信へ

『スパイダー・ノワール』は、白黒版とカラー版の両方が制作される点でも注目を集めている。

ケイジは、「スタジオ側には“白黒作品”への不安もあった」と明かしつつ、「カラー版を入り口にして、若い視聴者が最終的に白黒映画そのものへ興味を持ってくれたら嬉しい」と語った。

制作チームは当初から“白黒で映える演出”を前提に撮影を進行。演技、音楽、撮影手法に至るまで、その方針に合わせて設計されたという。

また、ライトフットは「1930年代を忠実に再現しつつ、単なる懐古趣味にはしたくなかった」と説明。「現代の視聴者にも響く作品を目指した」と語っている。

制作陣はすでに続編展開にも前向きな姿勢を見せており、ウジエルは「私立探偵ものは、新たな依頼人が現れれば次の物語を始められる」とコメント。「望む限りシーズンを続けられる構造になっている」と今後の可能性を示唆した。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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