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【第79回トニー賞(2026)】P!NKの大迫力パフォーマンスで開幕!豪華スター集結で『ムーラン・ルージュ!』『ウィキッド』楽曲熱演

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P!NK(ピンク)、第79回トニー賞授賞式にて=現地時間2026年6月7日
P!NK(ピンク)、第79回トニー賞授賞式にて=現地時間2026年6月7日 写真:John Nacion/Variety via Getty Images
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現地時間6月7日(日)、シンガーソングライターのP!NK(ピンク)は、司会を務めた第79回トニー賞授賞式のオープニングでパフォーマンスを披露し、会場を熱狂させた。

P!NK、圧巻のトニー賞開幕パフォーマンス―― 『ピーター・パン』から『ウィキッド』まで披露

大の演劇ファンとして知られるP!NKは、ミュージカル映画『ムーラン・ルージュ』(2001年)で使用された楽曲「Lady Marmalade」をカバー。ブロードウェイをテーマにした新たな歌詞を加え、聴衆を沸かせた。

また、彼女は名作ミュージカル『ピーター・パン』へのオマージュも見せた。P!NKが舞台上空からワイヤーで吊られて登場すると、元トニー賞司会者のニール・パトリック・ハリスが割って入り、「なぜそんな時代遅れの演目をやっているんだ?」とツッコミを入れる。

「今どき空を飛ぶ細身の男たちはみんなヴァンパイアだよ」とハリスは発言。これは、今年最多となる12部門にノミネートされたミュージカル『ロストボーイ』に掛けたジョークだ。

「私がブロードウェイに立ったことがなくても、どれだけ演劇を愛しているかを見せたかったの」とP!NKは説明し、得意のアクロバットで逆さまの状態に。そのまま「『なぜP!NKがトニー賞の司会を?』って思われるんじゃないかって気になってしまって」と説明した。

その後、彼女は『オペラ座の怪人』や『レ・ミゼラブル』、『ウィキッド』の名曲を次々と披露。『ウィキッド』の楽曲「自由を求めて」では、両脚でハリスを持ち上げるという離れ業を披露した。ハリスは、「君が主役になれることは誰もが知っている」とP!NKを励ました。

豪華ゲストが集結!170人超が彩った壮大なオープニング

続いて、ノミネート作品の出演者を中心に、170人以上のパフォーマーが参加した。ブロードウェイのスターたちが次々とステージへ呼び込まれると、この夜のメイン・ナンバー、映画『ムーラン・ルージュ』の「Leading Lady Marmalade」が流れ出した。

P!NKは、同楽曲のミュージックビデオで着用した衣装を思わせるコスチュームで登場。この楽曲には、今回のノミネート作品や出演者にちなんで「シュミガドーン!」などの歌詞が盛り込まれ、会場を盛り上げた。

このパフォーマンスには、リア・ミシェル、ディラン・マルヴェイニー、『ラグタイム』のシャイナ・タウブ、そしてミーガン・ザ・スタリオンも参加。ミーガンは、今年前半に健康上の理由で降板を余儀なくされた『ムーラン・ルージュ!』の役を再び演じ、オリジナル楽曲でリル・キムが担当したラップパートを披露した。

トニー賞史上最多ノミネート記録を持つジューン・スキッブは、客席から「私が演じた役は全部すばらしいのよ」と歌い上げ、大きな笑いを誘った。

一方、マルヴェイニーは「Protect the Dolls(人形たちを守れ)」と書かれたTシャツを着用し、『キャッツ~THE JELLICLE BALL~』のレイオミーとともに登場した。

さらに後半では、ハリスがぬいぐるみのパディントンを抱えてステージに駆け込む場面も。これに対し、P!NKは「それは来年ね」と返した。これは、業界で広く噂されているものの、まだ正式発表されていない『パディントン』のブロードウェイ・ミュージカル化を示唆するジョークだ。

最後には出演者全員がステージに集結し、壮大なフィナーレを迎えた。パフォーマンス終了後、P!NKにはスタンディングオベーションが送られた。

P!NKが“ブロードウェイ愛”を語る――政治と言論の自由への訴えも

その後のP!NKのモノローグでは、自虐ネタを交えながらブロードウェイの演劇人たちへ賛辞を贈った。

「なぜ私が司会なのか分からないけれど、司会のP!NKです。今日は、ショービジネス界で最も懸命に働く人たちを称えに来たの。特に、ルーク・エヴァンスをあのコルセットに縫い込む仕事をしている人たちをね」と彼女は笑いを誘う。

また、自身を「ブロードウェイ最大のファンである娘に次ぐ、世界で2番目のファン」と語った。娘のウィロー・セージ・ハートもミュージカルファンとして知られている。

さらに、P!NKは今年のノミネート作品について、現在の政治情勢と絡めながら語った。その際、ノミネート作品の出演者らが次々とステージに登場し、彼女のスピーチを盛り上げた。

「今年、私たちは歴史上で最悪の出来事が繰り返されるのを目の当たりにしました」と彼女が語ると、『ラグタイム』と『リベレーション』のキャスト陣が登場した。

演劇作品賞を受賞し、壇上で喜びを分かち合う『リベレーション』チームと劇作家ベス・ウォール
『リベレーション』キャスト陣と劇作家ベス・ウォール 写真:Theo Wargo/Getty Images for Tony Awards Productions

国内の分断が深まっていることにP!NKが言及すると、『トゥー・ストレンジャーズ(キャリー・ア・ケーキ・アクロス・ニューヨーク)』の出演者たちも登壇した。「トランスジェンダーの仲間たちがさらなる権利を失い始めた」と語る場面では、『キャッツ~THE JELLICLE BALL~』のキャストがステージに上がった。

後半では、ダレン・クリス、『タイタニーク』のマーラ・ミンデル、そして過去に3度トニー賞の司会を務めたアリアナ・デボーズも登場。デボーズは「アクロバット」や「破れやすい衣装を着ること」など、トニー賞司会の極意を伝授した。

P!NKが「私もズボンを破っていいのね」と冗談を飛ばすと、最後にはデボーズが実際に彼女のズボンを引き裂くというオチで会場の笑いをさらった。

終盤には、言論の自由をテーマとする風刺色の強いコーナーも展開された。

P!NKは「権力者たちは今、アメリカ合衆国憲法修正第1条(言論の自由などへの制限を禁止する項目)に圧力をかけようとしている。言論の自由を守る砦が次々と失われつつある今だからこそ、ブロードウェイがその信念を守り続けることが重要だと思う」と語り、ショーを締めくくった。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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