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一気見必至!2026年上半期ベストTVドラマ10選:Netflix話題作から怪作ホラーまで

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一気見必至!2026年上半期ベストTVドラマ10選
一気見必至!2026年上半期ベストTVドラマ10選 写真:New Metric Media/Lindsay Sarazin; Courtesy of Apple TV+ (2); Courtesy of HBO
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視聴ランキングだけでは見えてこない、「本当に面白いドラマ」がある。配信戦争が激化するなか、今年も世界中から数多くの話題作が誕生した。

▼2026年上半期ドラマベスト10!批評家が選んだ必見作は?

奇想天外な設定で既存ジャンルを解体する意欲作から、古典文学を鮮烈によみがえらせた重厚な人間ドラマ、そして笑いと涙を巧みに織り交ぜた秀逸なコメディまで――米『ハリウッド・リポーター』の批評家たちが選んだ10本は、テレビドラマという枠組みの可能性を大きく広げる作品ばかり。見逃していた作品があれば、この機会にぜひチェックしてほしい。

1.『Color Theories by Julio Torres(原題)』

Color Theories by Julio Torres | Official Trailer | HBO Max

ドラマ『ロス・エスプーキーズ』や映画『Problemista(原題)』で知られる異才、フリオ・トレスによるHBOスペシャル。ドクター・スース作品の登場人物を思わせる奇抜なビジュアルと、独特の無表情な語り口で観客を不思議な世界へ誘う。

当初は「共感覚」をテーマにした風変わりなコメディに見えるが、やがて現代社会を支配するシステムや価値観への鋭い考察へと発展。奇妙で愛らしいユーモアの奥に、私たちの世界の不条理を見つめる知性が宿る、唯一無二の作品だ。

2.『欲望のセントルイス』

『欲望のセントルイス』より
『欲望のセントルイス』より 写真:Tina Rowden/HBO

『パトリオット ~特命諜報員 ジョン・タヴナー~』のスティーヴン・コンラッドが手がけたHBOリミテッドシリーズ。今年最高の“肩透かし”とも言える大胆な構成が話題を呼んだ。

ジェイソン・ベイトマンデヴィッド・ハーバーリンダ・カーデリーニという豪華キャストによる殺人ミステリー&三角関係ドラマとして始まりながら、物語は孤独や男同士の友情、若き日の選択がもたらす後悔を描くヒューマンドラマへと変貌。予想を裏切り続ける展開が強い余韻を残す。

3.『The Fall and Rise of Reggie Dinkins(原題)』

『The Fall and Rise of Reggie Dinkins(原題)』より
『The Fall and Rise of Reggie Dinkins(原題)』より 写真:Scott Gries/NBC

ロバート・カーロックとサム・ミーンズが手がけたNBCの新作コメディ。トレイシー・モーガンダニエル・ラドクリフエリカ・アレクサンダーによる絶妙なアンサンブルが光る。

失脚したNFLスターとドキュメンタリー監督が再起を目指す姿を描きながら、『30 ROCK/サーティー・ロック』譲りのテンポ感と毒気に温かな人間味を加えた。『アボット エレメンタリー』以降、最高のネットワーク・コメディとの呼び声も高い。

4.『ベルファストから天国に行く方法』

『ベルファストから天国に行く方法』より
『ベルファストから天国に行く方法』より 写真:Netflix

『デリー・ガールズ ~アイルランド青春物語~』のリサ・マッギーによるNetflix最新作。2026年上半期を代表する犯罪コメディとして高い評価を獲得した。

ベルファストからアイルランド・ドニゴールへ向かう葬儀の旅を通して、3人の女性が封印された秘密と向き合うことになる。ロイシン・ギャラガーシニード・キーナンキーラン・ダンが織りなす掛け合いは抜群で、笑いとミステリー、そして切ない感情が見事に共存している。

5.『インダストリー』シーズン4

『インダストリー』シーズン4より
『インダストリー』シーズン4より 写真:Simon Ridgway/HBO

HBOの人気金融ドラマは、第4シーズンでさらに凶暴かつ野心的に進化した。

マイハラ・ヘロルド演じる冷酷な主人公、ケン・レオン演じる有害なメンター、マリサ・アベラ演じる皮肉屋の令嬢たちが、欲望渦巻く金融界へ再び身を投じる。富裕層の倫理観の欠如を描く作品は数あれど、本作ほど激しい熱量と冷徹さを兼ね備えたドラマは稀だ。

6.『LORD OF THE FLIES / 蠅の王』

『LORD OF THE FLIES / 蠅の王』より
『LORD OF THE FLIES / 蠅の王』より 写真:Redza/Eleven/Sony Pictures Television/Netflix

ウィリアム・ゴールディングの名作小説を、『ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤』のジャック・ソーンとマーク・ミュンデン監督が再映像化。

無人島に取り残された少年たちが徐々に狂気へと飲み込まれていく姿を、新人キャストたちが圧巻の演技で体現した。美しく撮影された映像とは裏腹に、その内容は容赦なく残酷。『ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル』から風刺を抜き去り、純粋な悪夢だけを残したような衝撃作だ。

7.『‎マーゴのマネートラブル』

『‎マーゴのマネートラブル』より
『‎マーゴのマネートラブル』より 写真:Carl Herse/Apple TV+

シングルマザー、風変わりな家族、そして宇宙人をテーマにした成人向けSNSアカウント――。奇抜な題材を見事な人間ドラマへ昇華させたApple TVのダークコメディ。

エル・ファニングが等身大の主人公をチャーミングに演じ、ミシェル・ファイファーが複雑な存在感を放つ。名プロデューサー、デヴィッド・E・ケリーらしい軽妙さを保ちながら、育児や生活苦といった現実的な問題にも真摯に向き合った秀作だ。

8.『The Other Bennet Sister(原題)』

『The Other Bennet Sister(原題)』より
『The Other Bennet Sister(原題)』より 写真:Courtesy BBC/BritBox/Bad Wolf

ブリジャートン家』人気が続く中、批評家たちが「今年最高のリージェンシー・ドラマ」と称賛したのがBritBoxの本作だ。

『高慢と偏見』で脇役的存在だったメアリー・ベネットを主人公に据え、自分自身の人生を見つめ直す旅を描く。エラ・ブルッコレリの愛らしい演技を中心に、読書、舞踏会、優しい親族、そしてロマンスが詰まった知的で心温まる一作となっている。

9.『Shoresy(原題)』シーズン5

Shoresy Season 5 | Official Trailer | Hulu

カナダの大人気シットコム『Letterkenny(原題)』のスピンオフとしてスタートしたホッケーコメディは、シーズン5にして驚くべき成熟を遂げた。

下品なギャグ満載のコメディだったシリーズは、いつしか礼節や地域社会への誇り、大切なものを守り続けることの意味を問いかける物語へと進化。『ベター・コール・ソウル』が『ブレイキング・バッド』に対して果たした役割を、この作品は『Letterkenny』に対して実現してみせた。

10.『ウィドウズ・ベイ』

『ウィドウズ・ベイ』より
『ウィドウズ・ベイ』より 写真:Apple TV

不気味な伝承を楽しむもよし、小さな町のユーモアに浸るもよし。Apple TVが放つ本作は、ホラーとコメディを絶妙に融合させたジャンル横断型ドラマだ。

2023年版『ホーンテッドマンション』の脚本家ケイティ・ディポルドが手がけ、マシュー・リススティーヴン・ルートケイト・オフリンら実力派キャストが出演。奇妙な霧に包まれた町で繰り広げられる騒動は、どこか懐かしく、それでいて先の読めない魅力に満ちている。既視感に頼らない“本当のオリジナル作品”として、批評家たちの心をつかんだ。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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