『キューティ・ブロンド』前日譚ドラマ『エル』キャストにインタビュー! 主演レクシー・ミネトリーらが語る「1995年の魅力」──SNSのない時代だからこその青春
Prime Originalドラマ『エル』で主演を務めるレクシー・ミネトリーをはじめ、チャンドラー・キニー、ガブリエル・ポリカーノ、さらにエルの両親役を演じるジューン・ダイアン・ラファエルとトム・エヴェレット・スコットにインタビューを行った。
映画『キューティ・ブロンド』の前日譚となる本作では、後にハーバード大学へ進学するエル・ウッズの高校時代が描かれる。90年代を舞台にした本作の魅力や撮影現場で育まれた絆、そして作品への思いを語ってもらった。
『キューティ・ブロンド』前日譚『エル』とは?
2001年公開の大ヒット映画『キューティ・ブロンド』の主人公エル・ウッズ。その誕生の物語を描く前日譚ドラマ『エル』が、Prime Videoで7月1日より独占配信される。
本作の舞台は1995年。後にハーバード大学へ進学し、周囲の偏見を跳ね返しながら自らの道を切り開いていくエル・ウッズだが、『エル』ではまだ高校生だった頃の彼女に焦点が当てられる。友情や恋愛、家族との関係に悩みながらも、自分らしさを失わずに成長していく姿が描かれる。
主人公エルを演じるのは、オーディションで抜擢された新星レクシー・ミネトリー。さらに、エルの母エヴァ役にジューン・ダイアン・ラファエル、父ワイアット役にトム・エヴェレット・スコットが出演するほか、チャンドラー・キニーやガブリエル・ポリカーノら若手キャストが脇を固める。
製作総指揮には、オリジナル映画でエルを演じた リース・ウィザースプーンが参加。配信開始前からシーズン2の製作も決定しており、Amazon MGMスタジオが大きな期待を寄せる注目作となっている。
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レクシー・ミネトリー、チャンドラー・キニー、ガブリエル・ポリカーノ インタビュー
「スマホもSNSもない90年代」の魅力とは?

――ドラマの舞台は1995年——スマートフォンも、SNSもない時代です。その時代を生きることの、一番魅力的なところはどこだと思いますか?
ガブリエル・ポリカーノ(以下、ガブリエル):当時の人々のつながり方が、今とは違うレベルにあったと思います。今は誰でも瞬時に、誰が何をしているかわかってしまう。でも、友達の家まで自転車を漕いで行って、ドアをノックして『何してる?』って聞く——そういう体験には、何かとても素敵なものがあると思います。常につながり続けている今の生活から、ちょっと離れられる感じがして。だから、ソーシャルメディアのない世界に浸ることが出来たのはいい経験でした。
レクシー・ミネトリー(以下、レクシー):90年代の音楽がすごく好きで、CDプレーヤーで音楽を聴くスタイルも大好きです。家でも毎朝、CDプレーヤーを使っています。毎日違うCDをかけて一日を始めるんです。ウォークマンとか、ああいうものも全部好きで。なんていうか……アナログで手触りのある世界が好きなんです。それが今また戻ってきていると思います。レコードプレーヤーとか、そういうものをまた使う人が増えてきていると感じます。
チャンドラー・キニー(以下、チャンドラー):今みんなが言ったこと、全部100%同意です。本当に楽しかったです。ガジェットや小道具が大好きで、私の部屋にはたまごっちが置いてあって、すごく懐かしくなりました。本当にたくさん、楽しいものが溢れていました。プロップ部門が90年代の世界を見事に作り上げてくれて、当時のデバイスを使いこなせるよう、小さなレッスンをしてもらうこともありました。「えっ、じゃあ電話は……どうやって?」みたいな(笑)。
レクシー:コインは何枚入れるの?とかね(笑)。
チャンドラー:みんないくつか学ぶことがあって、それも楽しかったです。
複雑な友情関係をどう築いた?

――3人のキャラクターは複雑な友情を持っていますね。カメラの外では、その関係性をどうやって作り上げましたか?
ガブリエル:お互い大嫌いです(笑)。今のは冗談ね!
レクシー:好きだったよね、すごく。うざいくらいね(笑)本当に仲良しで、3人ともミュージカル・演劇好きで、シーズン1では一緒に脚本の読書会を始めたんです。毎週日曜日に集まって、それぞれキャラクターを割り当てて脚本を読んでいました。すごく楽しかった。またやりたいです。
チャンドラー:私たちって本当に一番健全なキャストで、自分たちでもおかしくて。他のYA(ヤングアダルト)のキャストに会うと、向こうは「週末は出かけて楽しんだよ」とか言うんですよ。で、私たちに「週末何したの?」って聞くんですが……「えっと、公園でモデルの展示会と色塗りとボール遊びをしました」みたいな(笑)。
ガブリエル:つまり、私たちってクールじゃないんです(笑)。でも一緒にたくさん楽しみました。
レクシー:撮影が始まった頃、プロデューサーが私を他のみんなとは別のホテルに入れて、「集中させないといけないから、外に出ないように」って言うんです。でも「違うんです。わかってください。私たちは地味なんです。ただ……」みたいな(笑)。
ガブリエル:3日くらいそこにいたよね。で、結局一緒のホテルに来ることになって、「こっちにおいでよ!」って。
チャンドラー:お互い大好きです。
ガブリエル:家族みたいなものです。
ジューン・ダイアン・ラファエル&トム・エヴェレット・スコット インタビュー
出演を決めた理由
――このプロジェクトへの参加を決めた理由は何ですか?「参加したい」と確信した瞬間はありましたか?
ジューン・ダイアン・ラファエル(以下、ジューン):このプロジェクトを断る人なんているんでしょうか?断れる人に会ってみたいくらいです。私にとって、これは自分の世代を代表する最高の映画のひとつです。『キューティ・ブロンド』は公開当時、本当に大きな意味を持っていました。この映画を観てロースクールに進んだ若い女性の数に関する統計データもあるくらいで。本当に大切な作品だし、リースがあのキャラクターでやり遂げたことは完全にアイコニックです。パイロット版と最初の2話を担当した監督のジェイソン・ムーアとは以前一緒に仕事をしたことがあって、彼からテキストが来たんです。「番組に役があるんだけど、レクシーと会ってみてほしい。もう彼女はキャスティング済みだから」と。エピソードを読んでみたら、8話全部を一気読みしました。完全な狂人みたいに。番組にも自分のキャラクターにも夢中になって、正直、断るという選択肢が見えませんでした。断れる気がしなかったんです。
トム・エヴェレット・スコット(以下、トム):私も断りたくなかったです。
ジューン:私、そもそもあまり断らないんですよね。
トム:同じです。私はちょうど娘とニューヨークでアパートを探す旅行中だったんですが、オーディションの連絡が来て、ホテルの部屋でやることになったんです。準備を整えたんですが、娘がこの映画の大ファンで、「失敗しないでよ」みたいなプレッシャーをかけてくるんです(笑)。
ジューン:それはプレッシャーが倍増しますね。
トム:本当に。で、ジューンと一緒に読み合わせをさせてもらって——以前一度会ったことがあって、ずっと好きだったので——すごく嬉しかったです。ジェイソン・ムーアも来てくれて。最高でした。でも正直、受かったとは思っていなかったんです。Zoomオーディションが終わってパソコンを閉じながら、『まあ、あれは受からないな。面白い経験だったけど』って思いました。
ジューン:私は受かったと思いましたよ。
トム:でも、娘と一緒にいるときに「合格した!」と言えて、一緒にお祝いできたのは本当に良かったです。

1995年の記憶がよみがえった瞬間
――1995年という、とても印象的な時代が舞台ですね。撮影中に、あの頃の何かが蘇ってきた瞬間はありましたか?
ジューン:シリーズの中でエル・ウッズは1995年に15歳、パイロット版の最初の方でちょうど16歳になるんですが、私自身もその頃ちょうどその年齢だったんです。だから撮影中に周りを見渡して、服装や小道具、配線や内部が透けて見えるクリアフォンを見ていると、不思議な感覚になります。一番懐かしかったのは、電話にまつわるシーンがあるんですが——受話器を取ったら、家の誰か他の人も同じ回線に出ていて、「切って!」って叫ばなきゃいけない。妹に向かって「電話切ってよ!」って怒鳴る感じ。ああいう記憶がたくさん蘇ってきました。家族に怒鳴り続けていた記憶が(笑)。
トム:1995年に戻るのは楽しいです。
ジューン:何もかもがずっと良かった——かな?よくわからないけど(笑)。でも一番大きいのは、ソーシャルメディアがなくて、常にスマホを手放せないということもない。あれは本当に……住みやすい世界ですよね。
トム:この番組の若い俳優たちにも、それを楽しんでほしいですね。
ジューン:実際、楽しんでいると思いますよ。でも、彼らってあなたほどスマホを触っていないですよね。
トム:私が一番触ってるんですか?
ジューン:冗談ですよ(笑)。でも若い子たちは、本当にスマホをそんなに使っていないんです。
トム:年配の人もいつも携帯を触っていますよ。
ジューン:スマホに夢中なのはベビーブーマー世代の方ですよ、若い世代じゃなくて。
トム:私はブーマー世代じゃないですよ。
ジューン:ちょっと待って、あなたがブーマーとは言っていません。でも一般的にそういう傾向があって、若い世代の話ではないということで。で、おいくつでしたっけ?(笑)
トム:それは言えません(笑)。でも、計算はできますよね——1995年に25歳でしたし、それに私が演じているのは父親役、つまり1995年に大人として生きていた大人の役なので、少し違う体験をしているんです。
ジューン:確かに、違う感覚ですよね。でも楽しいです。
トム:でも車も服も電話も大好きで、音楽も最高です。
『キューティ・ブロンド』誕生前のエル・ウッズに注目

『キューティ・ブロンド』といえば、ピンクを愛する明るく前向きなエル・ウッズが、周囲の固定観念に立ち向かいながら成長していく姿で多くのファンを魅了してきた。しかし、『エル』で描かれるのは、まだ“完成されたエル・ウッズ”ではない。
高校生活の中で複雑な人間関係や恋愛、将来への不安と向き合いながら、自分の価値観を少しずつ形作っていく過程こそが本作の大きな見どころだ。エルは家族、とりわけ母親との深い絆に支えられながら、さまざまな経験を通じて成長していく。
また、本作の舞台はスマートフォンもSNSも存在しなかった1995年。現代とは異なるコミュニケーションやカルチャーが物語に色濃く反映されており、当時を知る世代には懐かしく、若い世代には新鮮な青春ドラマとして映るだろう。
Prime Original ドラマ『エル』シーズン1作品概要

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『エル』
Prime Videoにて2026年7月1日(水)より独占配信開始
話数:全8話 ※一挙配信
作品ページ: https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0GXC54VN8/
監督:ジェイソン・ムーア、サミー・コーエン、ピート・チャットモン、ステイシー・パッソン
共同ショーランナー:ローラ・キットレル、キャロライン・ドリース
製作総指揮:リース・ウィザースプーン、ローラ・キットレル、ローレン・ノイシュタッター、キャロライン・ドリー
ス、アマンダ・ブラウン、マーク・プラット、ジョージー・クレイヴン、ジェイソン・ムーア
出演:レクシー・ミネトリー、ジューン・ダイアン・ラファエル、トム・エヴェレット・スコット、ジェイコブ・モスコヴィッツ、ザック・ルッカー、エイミー・ピエッツ、ガブリエル・ポリカーノ、チャンドラー・キニー
※配信内容・スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。
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