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俳優トム・リゴンが85歳で死去――野球映画『バング・ザ・ドラム』やドラマ『OZ/オズ』で活躍

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俳優トム・リゴンが85歳で死去
トム・リゴン 写真:ABC Photo Archives/Disney General Entertainment Content/Getty Images
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野球映画『バング・ザ・ドラム』(1973年)で控え捕手のピニー・ウッズ役を演じたことで知られる、俳優のトム・リゴン(トーマス・ブライアント・リゴン)が死去した。85歳だった。

リゴンの訃報は現地時間6月30日(火)、SAG-AFTRAニューヨーク支部が発表した。リゴンは長年にわたりニューヨーク・グリニッジ・ビレッジに暮らし、同支部では全国シニア委員会委員長およびニューヨーク・シニア委員会共同委員長を務めていた。

俳優トム・リゴン死去――映画『バング・ザ・ドラム』やドラマ『OZ/オズ』で存在感放つ

印象的な青い瞳で知られたリゴンは、映画『Jump(原題)』(1971年、別題『Fury on Wheels』)で田舎町のデモリション・ダービー(自動車破壊レース)のドライバーを演じたほか、1973年にはジェフ・ブリッジス主演のカーレース映画『ラスト・アメリカン・ヒーロー』に出演した。

テレビでは、CBSの昼ドラマ『ヤング・アンド・ザ・レストレス』でルーカス・プレンティス役を演じ(1978~1982年)、複雑な恋愛模様を描くストーリーで存在感を示した。また、HBOのドラマ『OZ/オズ』では、重傷害罪で服役する元保安官アルヴィン・ユード役を準レギュラーとして演じた(2001~2003年)。

舞台でも活躍し、1969年にはブロードウェイ作品『Angela(原題)』でジェラルディン・ペイジと共演。続いて『Love Is a Time of Day(原題)』でサンディ・ダンカンとの2人芝居に挑戦した。しかし、いずれの作品も上演回数は合わせて12回にとどまった。

ジョン・D・ハンコック監督の『バング・ザ・ドラム』(1973年)では、雨で試合が中断したニューヨーク・マンモスズのロッカールームで、リゴン演じるピニー・ウッズがギターを弾きながら「ラレードの通り(カウボーイの嘆き)」を歌う印象的なシーンが登場。このシーンには、末期のホジキン病を患う正捕手ブルース・ピアソンを演じたロバート・デ・ニーロをはじめ、マイケル・モリアーティ、ダニー・アイエロらが顔をそろえていた。

『バング・ザ・ドラム』
『バング・ザ・ドラム』 写真:Bettmann/Getty Images

映画・テレビ・舞台――幅広く活躍した俳優人生

リゴンは1940年9月10日にルイジアナ州ニューオーリンズで誕生。父ウォルターはアメリカ陸軍大佐を務め、後に国防総省で勤務した。

ワシントンD.C.の名門校セント・オールバンズ・スクールを卒業後、イェール大学へ進学。在学中にはテネシー・ウィリアムズの戯曲『カミノ・レアル』で主役のキルロイ役を演じ、その演技がウィリアムズ本人の目に留まったと伝えられている。

1962年に英文学の学位を取得して卒業するとニューヨークへ移り、俳優としてのキャリアをスタート。当時は後に名優となるサム・ウォーターストンとともに、グリニッジ・ビレッジで月25ドルのサブリース住宅を借りて暮らしていた。

1963年にはコメディー『Have I Got a Girl for You!(原題)』でブロードウェイ・デビューを果たしたが、この作品は初日だけで幕を閉じた。

翌1964年には、ワシントンD.C.のアリーナ・ステージで『ビリー・バッド』の主演を務める一方、マイケル・ローマー監督の映画『Nothing But a Man(原題)』で映画デビューを飾った。同作ではアイヴァン・ディクソンとアビー・リンカーンが主演を務めた。

1968年には、ロングラン公演となったオフ・ブロードウェイ作品『Your Own Thing(原題)』への出演で注目を集める。その後、クリント・イーストウッドとリー・マーヴィン主演、ジョシュア・ローガン監督のミュージカル映画『ペンチャー・ワゴン』(1969年)では、純真な青年役を演じた。

その後も舞台活動を続け、1972年にオフ・ブロードウェイ作品『God Says There Is No Peter Ott(原題)』に主演し、ルー・マクラナハンと共演した。2007年には、ラジヴ・ジョセフ作『バグダッド動物園のベンガルタイガー』の初期ワークショップ公演(クイーンズ・シアター)で主役を務めた。なお、2011年のブロードウェイ公演ではロビン・ウィリアムズが同役を演じている。

映画では『メラニー・グリフィスの セクシー・ジョイライド』(1977年)などにも出演。『処刑教室-最終章-』(1989年)では、後にスターとなるブラッド・ピットがリゴン演じる人物の息子役を務めた。

また、『刑事バレッタ』(1975年~)、『チャーリーズ・エンジェル』(1976年~)、『刑事スタスキー&ハッチ』(1975年~)、『ダラス』(1978年~)、『ロー&オーダー』(1990年~)など、多くのテレビドラマにゲスト出演を果たしている。

私生活では1976年、俳優で方言指導者でもあったキャサリン・ダンフィー・クラーク(K.C.リゴン)と結婚。彼女は俳優デヴィッド・クラークとノラ・ダンフィーの娘で、2009年に血液疾患のため60歳で死去した。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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