イーロン・マスク、GrokでAI映画『オデュッセイア』制作を宣言――ノーラン監督に対抗か?
X(旧:Twitter)のオーナーであるイーロン・マスクは、クリストファー・ノーラン監督の新作『オデュッセイア』について、ルピタ・ニョンゴやエリオット・ペイジのキャスティングを批判し続けている。
そんな中、マスクは自身のAI企業「xAI」が開発したチャットボット「Grok」を使用し、年内に長編映画『オデュッセイア』を制作すると発言した。
7月22日(水)、マスクはフォロワーが「Grok Imagine」を用いて制作した約3分間のAI生成ショートフィルムを引用。このポストによれば、「歴史的に正確で、ホメロスの芸術性を忠実に再現した」作品になるという。
マスクはノーラン監督の『オデュッセイア』をめぐり、たびたび論争を巻き起こしてきた。一連の批判は、今年1月、黒人俳優のルピタ・ニョンゴがトロイのヘレネ役に起用されると報道された頃から始まった。
さらに、トランスジェンダー俳優のエリオット・ペイジがアキレス役を演じると報じられた際は、「愚かで歪んだ話だ」と批判した。ただしペイジが実際に演じたのは、アキレスではなくギリシャ兵シノンだった。
一方のノーラン監督は、キャスティングや正確性をめぐる議論について「無関係だ」と一蹴している。「こうしたことはよくある。映画を観る前に交わされる議論は、たいてい的外れだ。なぜなら、議論している人たちは、実際の映画をまだ観ていないから」

マスクによるAI版『オデュッセイア』の制作は、こうした一連の流れを受けて始まったと見られる。引用元のAI生成映像に登場するキャラクターは、全員白人として描かれている。
一方で、AIによる映像はノーラン監督版との違いを際立たせる結果にもなっている。ノーラン版は全編をIMAXフィルムで撮影し、CGの使用を極力抑えた作品となった。
7月17日(金)に全米で公開された『オデュッセイア』の興行成績は好調だ。同作は北米3,900館で公開され、オープニング興収1億2,450万ドル(約203億円)を記録。今年公開の実写映画として最大のオープニング成績となった。
また、公開週末の世界興行収入も2億6,410万ドル(約431億円)に達した。これは、ノーラン監督作品として過去最高の初週世界興行収入となった。
※為替レートは2026年7月25日時点の数値で換算しています。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
【関連記事】
- 映画『オデュッセイア』キャスト完全ガイド│マット・デイモン、アン・ハサウェイら豪華出演者と役柄を徹底解説
- クリストファー・ノーラン最新作『オデュッセイア』9/11日本公開!キャスト、原作、史上初の撮影法まで徹底解説
- AI映画『オデュッセウス:ザ・フォール』登場 製作費数万ドルでノーラン『オデュッセイア』と同じ英雄を描く
- イーロン・マスク、クリストファー・ノーラン最新作『オデュッセイア』を批判 配役をめぐり議論拡大か
- 【全13本】クリストファー・ノーラン監督作品ランキング!初期の佳作から最新作『オデュッセイア』まで
