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ニコラス・ケイジ主演の未公開映画データ、Netflixオフィスから盗難 157億円超の訴訟に発展

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ニコラス・ケイジ主演“幻の映画”が盗難被害 Netflixめぐり157億円超の訴訟問題
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ニコラス・ケイジ主演の未公開映画『Fortitude(原題)』をめぐり、Netflixが訴えられた。映画データを収録したハードドライブが同社のロサンゼルスオフィスから盗まれたとして、製作者側はNetflixに対し、少なくとも1億500万ドル(約157億円)の損害賠償を求めている。

訴訟は現地時間7月31日、カリフォルニア州連邦地裁に提起された。原告は脚本家・プロデューサーのサイモン・アフラムと制作会社オプ・フォルティテュード。Netflixが試写用として預かった映画データの管理を怠った結果、作品の価値が大きく損なわれたとして責任を追及している。

ニコラス・ケイジ主演『Fortitude』試写用ハードドライブがNetflixオフィスで盗難

訴状によると、Netflixは2025年12月に映画の宣伝資料を受け取り、作品の買い付けに関心を示した。その後、2026年6月に試写用データの提供を依頼。製作者側は6月15日、ロサンゼルスのサンセット・ブロンソン・スタジオ内にあるNetflixオフィスへ、映画データを保存したハードドライブを直接届けた。

製作者側は、このデータが暗号化されていないことをNetflix側へ説明したうえで、試写終了後はデータを削除し、ハードドライブを返却するよう依頼していたという。

しかし約10日後、Netflixから「オフィス内で複数のハードドライブが盗まれ、その中に未公開映画『Fortitude』のデータが含まれていた」と連絡があった。

Netflixの映画買い付け部門責任者ショーン・バーニー氏は当時のメールで、「これは私たちにとっても初めての出来事です。先週、オフィスのデスクから複数のハードドライブが盗まれました。セキュリティチームと調査を続けていますが、現時点では見つかっていません。海賊版対策チームも警戒を強めています」と説明していた。

Netflixによる社内調査では、盗まれた他のハードドライブは空だったとされている。

ニコラス・ケイジ主演映画『Fortitude』盗難をめぐり、Netflixが責任を否定

Netflixは声明で、作品の権利は保有していないとしたうえで、責任を否定した。

「業界標準の適切なセキュリティ対策が施されていない状態で納品された作品について、当社が損失リスクを負うという主張には同意できません。当社は『Fortitude』の権利を保有していませんが、コンテンツのセキュリティを非常に重視しており、徹底した調査を実施するとともに、不正な配布や販売が行われていないか海賊版サイトの監視など追加の支援も行っています」

またNetflixは、製作者側の代理人が約1億6,500万ドル(約247億円)を要求したことについて、「誠実な協議ではなく金銭を引き出そうとする行為だった」と主張している。

ニコラス・ケイジ主演『Fortitude』、盗難で販売交渉や公開計画に影響

製作者側は、暗号化されていない映画データが盗まれた事実を今後すべての配給会社へ開示しなければならず、それが作品の売却交渉や保険契約、マーケティング戦略に悪影響を及ぼすとしている。

さらに、公開前にインターネット上へ流出するリスクも生じたことから、国内外の複数の配給会社が関心を示していたにもかかわらず、販売活動を一時停止せざるを得なくなったと訴えている。

ニコラス・ケイジ主演映画『Fortitude』とは

ニコラス・ケイジ主演の未公開映画データがNetflixから盗難
サイモン・ウェスト監督、ニコラス・ケイジ 写真:MATT WINKELMEYER/GA/THE HOLLYWOOD REPORTER/GETTY IMAGES; AMY SUSSMAN/GA/THE HOLLYWOOD REPORTER/GETTY IMAGES

未公開映画『Fortitude(原題)』は、ニコラス・ケイジ主演の第二次世界大戦スパイスリラー

第二次世界大戦中、英国情報部がナチス・ドイツの指導部を欺くために実行した「フォーティテュード作戦」を題材にしたスパイスリラーで、『コン・エアー』(1997年)のサイモン・ウェスト監督がメガホンを執った。

キャストにはケイジのほか、マシュー・グード、エド・スクレイン、ジョルディ・モリャ、アリス・イヴらが名を連ねている。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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