「ドキュメンタリー『メーデー!』を見ていた」フライドバイ機が急降下、乗客が操縦桿を引き機体を安定
9月30日、ドバイ発テルアビブ行きのフライドバイ機内で、副操縦士が機長を襲撃し、機体が急降下する事態が発生した。乗客のヤニブ・ハユンさんが操縦室に入り、操縦桿を引いて機体の急降下を抑えたと報じられた。ハユンさんは、その際に役立ったものとして、航空事故を再現するカナダのドキュメンタリーシリーズ『メーデー!:航空機事故の真実と真相』を挙げている。
ドキュメンタリー『メーデー!』で得た知識がフライドバイ機で役立つ
CNNによると、ハユンさんはイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、襲撃者とされる人物をほかの乗客とともに取り押さえた後、コックピットに戻って操縦装置をつかんだと説明したという。
イスラエルのニュースネットワーク『N12』の政治アナリスト、アミット・セガルはXへの投稿で、ハユンさんの発言として「操縦装置を引いて、機体の急降下を止めた。『メーデー!』を見ていてよかった」と伝えている。
報道によると、フライドバイ機は飛行中、わずか2分間で約17,400フィート(約5,300メートル)急降下。その後、機体は安定したという。
ハユンさんはほかの乗客とともに、ドバイからテルアビブへ向かっていたフライドバイ機での出来事を経て、イスラエルへ戻った後、ネタニヤフ首相と面会した。
航空事故を再現する『メーデー!』
『メーデー!:航空機事故の真実と真相』は、カナダのCineflix Productionsが手がけるドキュメンタリーシリーズ。英語圏では『Air Crash Investigation』のタイトルでも知られ実際に起きた航空事故やニアミス、ハイジャック、爆破事件などを再現している。
26シーズンにわたって制作されており、コックピットボイスレコーダーや事故調査報告書、目撃者の証言などをもとに、航空事故がどのように発生したのかをドラマ形式の再現映像とともに検証してきた。
制作側によれば、過去の航空事故を詳しく検証することで、同様の事故を防ぐための手がかりを探ることもシリーズの目的のひとつだという。
『メーデー!』はカナダのディスカバリー・カナダ、ナショナル ジオグラフィック・チャンネルズ、カナルD向けに制作され、Cineflix Rightsが海外配給を担当している。
なお、米『ハリウッド・リポーター』はCineflixにコメントを求めたが、記事掲載時点で回答は得られていない。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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