アレック・ボールドウィン「人生最悪の時」を追う 『Rust』裁判ドキュメンタリー米予告編が公開
2021年に映画『ラスト(原題:Rust)』の撮影現場で発生した、撮影監督ハリナ・ハッチンズの死亡事故と、アレック・ボールドウィンをめぐる長期にわたる法廷闘争を追ったドキュメンタリー『ザ・トライアル・オブ・アレック・ボールドウィン(原題:The Trial of Alec Baldwin)』の予告編が公開された。
新作ドキュメンタリー予告編、アレック・ボールドウィンを追う
『ザ・トライアル・オブ・アレック・ボールドウィン』は、2021年10月に発生した『ラスト』撮影現場での銃撃事件を軸に、事故の直後に巻き起こったメディア報道や、ボールドウィンが刑事責任を問われるまでの過程を描く。
監督を務めるのは、アカデミー賞候補にもなったドキュメンタリー作家のロリー・ケネディ。故ロバート・F・ケネディ元上院議員の娘でもあるケネディは、裁判に直面していたボールドウィンに独占的に密着し、本人へのインタビューや日常の様子を捉えながら、事件の経緯を追った。
作品では、2021年10月21日にニューメキシコ州で『ラスト』を撮影していた際、ボールドウィンが手にしていた小道具として使われていた銃から実弾が発射され、撮影監督のハッチンズが死亡した事件を取り上げる。
事件直後は、事故による悲劇として受け止められていた一方、時間の経過とともに、責任の所在や過失、処罰、司法のあり方をめぐる議論が広がっていった。ボールドウィンの知名度や、それまでの言動・イメージも、事件をめぐる世論の反応を左右する要素として描かれる。
アレック・ボールドウィンの裁判を密着取材
ケネディ監督は、ボールドウィンが刑事責任を問われていた時期から撮影を開始。その後、2024年7月にニューメキシコ州サンタフェで行われた裁判まで、長期にわたってカメラを回した。
ボールドウィンは事件をめぐり過失致死罪に問われたが、裁判では検察側が弁護側に証拠を適切に開示していなかったことが問題となり、裁判官が訴追を棄却。裁判官は訴追を棄却し、ボールドウィンが同じ罪で再び訴追されることはできない形で裁判は終結した。
本作は、こうした法廷闘争だけでなく、事件後に大きく揺れ動いたボールドウィンの人生にも焦点を当てる。作品では、彼を「才能に恵まれ、愛される一方で、欠点もあり、政治的な発言も多く、怒りを爆発させることもある」人物として捉えている。
ケネディ監督は本作について、司法制度の現状を考えるうえで重要な物語だと説明。『ラスト』をめぐる裁判は、撮影現場で起きた出来事にとどまらず、悲劇に直面したときに社会が責任や罪をどう判断するのか、また著名人をリアルタイムでどのように評価するのかという、より大きな問題を提起しているとしている。
『ザ・トライアル・オブ・アレック・ボールドウィン』は、10月1日より北米の一部劇場で公開され、10月16日から全米で拡大公開される。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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