岡田准一「最後まで行く」共演の広末涼子からの手紙に感謝も「潤一」にクレーム「潤ってねえから」

　元V6で俳優の岡田准一が主演の映画「最後まで行く」が19日、全国313スクリーンで封切られた。岡田は共演の綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、柄本明、藤井道人監督とともに東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで初日舞台挨拶。「見ると癖になる、日本映画の希望となる作品。この旋風がもっと広がっていくといい」と自信の笑顔を見せた。

　2014年の韓国の同名映画をリメーク。訳ありの死体をひそかに処分しようとする刑事と、彼を執拗に追う監察官の熾烈な攻防を描くサスペンスだ。刑事役の岡田は、監察官役の綾野について「ものづくりに対する情熱やいいものを作るためのことしか考えないスタンスが心地よかった」と称えた。対する綾野も「人間力が凄いですよ」と持ち上げた。

　撮影は新型コロナウイルスの感染拡大により、ラストシーンのみ約11カ月の延期を余儀なくされたが、岡田は「面白くなるはずと楽しみにしていて、早くでき上がりを見たいという気持ちがずっと心の中にあったから、間隔が空いているとは感じなかった」と強調。綾野も、「空いている時も愛おしい時間で、撮り切れる喜びがあった」と満足げに振り返った。

　また、岡田はこの日、何度も共演している広末から感謝の手紙をもらったことを告白。だが、「一つ言いたい。なんていい人だろうと思ったが、准一の准が松本潤の潤になっていた。潤ってねえから」とクレーム。広末は、「ずっと岡田くんって呼んでいるから…」と照れることしきりだった。