「ジャガー・ルクルト」が米ロサンゼルスでミュージカルショーを開催 俳優のライリー・キーオ、歌手のトキオ・マイヤーズらが来場

ライリー・キーオ、トキオ・マイヤーズ 6月22日、LAにて 写真: COURTESY OF JAEGER-LECOULTRE
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スイスの高級時計マニュファクチュール「ジャガー・ルクルト」が、米ロサンゼルスで木曜日、“The Golden Ratio Musical Show”(=黄金比のミュージカルショー)を開催した。

同ブランドによると、ショーは黄金比=“美的な調和を定義づけるユニークな数式”にまつわる物語を伝える。さらに、1931年に生み出された象徴的な時計「レベルソ」へのトリビュートになっているという。

ジャガー・ルクルトは、『ブリテンズ・ゴッド・タレント』の優勝者で英歌手のトキオ・マイヤーズとタッグを組み、マイヤーズが水の流れる巨大スクリーンに映し出されるデジタルショーで流れるサウンドトラックを制作。当日はプライベートディナー会も催され、マイヤーズは選りすぐりの楽曲を披露。会場にはブランドの重役のほか、ライリー・キーオ、モデルのレヴィ・ディラン、俳優のマイルズ・フィッシャーらが駆け付けた。

COURTESY OF JAEGER-LECOULTRE

マイヤーズは米ハリウッド・リポーターに対し「心が踊るような、そしてチャレンジングなプロジェクトやコラボをずっと求めていました。究極的には、私たちが成し遂げられると信じていることに、大きな価値を加えることができるようなものをね」とコメント。「ブランドのチームとアイデアをやり取りし、時間をかけて目指すものを理解していきました。そして2か月後、ロンドンで仕事に取りかかり、素晴らしい感覚体験にピッタリのサウンドトラックを制作しました」

結果として、マイヤーズは非常に特徴的なテンポをもった作品の制作に着手した。「1分当たり、161.8ビートのテンポで“Timeless”のシンフォニーを書くことに挑戦したんです。数式をそのまま用いるとテンポが遅すぎるけれど、小数点をずらしたことで、丁度良いテンポを見つけることができました」

パフォーマンスを披露するトキオ・マイヤーズ COURTESY OF JAEGER-LECOULTRE

マイヤーズの楽曲は、ジャガー・ルクルトの“Made of Makers”プログラムを代表するものとなる。同プログラムは、“同様の価値観やビジョンを有するクリエイターのコミュニティーを築き新たな対話を促す、アーティストや時計製造以外の職人たちとのコラボレーション”と説明されている。ジャガー・ルクルトのカトリーヌ・レニエCEOは、マイヤーズについて以下のように語った。

「トキオには情熱があり、クラシックな音楽をよりモダンなものへと作り変える力があります。過去や遺産を用いて新たなアートを創造するというやり方は、私たちの好きなポイントです。さらに彼は製造者に強い関心をもっていて、私たちがやっていることに刺激を受けてくれています。最高のコラボレーションです」

そしてレニエCEOは、楽曲が「レベルソ」へのトリビュートになっていることについて思いを述べた。「92歳の時計がミュージカルショーでお祝いされると考えると、とても素晴らしい気持ちになります。レベルソが考案された30年代、黄金比が大流行していました。私たちはここ数年の間、何がレベルソをタイムレスなものにしているのか模索し続けています。なぜ今でもここに存在しているのか?なぜアイコンとなったのか?とね。時計製造に興味がない方でも、その象徴的な作品のデザインは人を強く引きつけます。多くのアートや映画にとってもインスピレーションとなった30年代は、このコンサートをとてもエキサイティングな祝祭にしています」

ショーはロサンゼルスに引き続き、今年後半にロンドンとドバイでも開催される。 

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。 翻訳/和田 萌

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