Netflixが『怪物』の脚本家・坂元裕二氏と5年契約を締結

坂元裕二氏 写真: COURTESY OF NETFLIX
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映画『怪物』の脚本家・坂元裕二氏が、Netflixと5年契約を結んだことが分かった。

坂元氏は今年配信予定のミステリー・ロマンス映画『クレイジークルーズ』の脚本・制作を務めており、すでにNetflixとのコラボレーションを果たしている。吉沢亮宮﨑あおいを主演に据えた同作は、これまで坂元氏が手掛けた作品のなかで最も壮大なプロジェクトと称されている。

Netflixコンテンツ部門のVP、坂本和隆氏は以下のようにコメントした。「坂元裕二さんは社会派作品から軽快なコメディー、ラブストーリーまで多様な傑作を生み出し続けています。坂元さんのオリジナリティ溢れるストーリーテリングを、世界に向けて配信できることを楽しみにしております」

今年5月、坂元氏は脚本を手掛けた『怪物』(是枝裕和監督)でカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞。是枝監督が自身の作品で脚本を兼ねないのは、長編デビュー作以来となった。以前、是枝監督は米ハリウッド・リポーターの取材で坂元氏を“自分の作品で脚本を託せる唯一の脚本家”と評した。

これまで数十年間にわたり、日本のテレビ・映画業界で活躍してきた坂元氏。同氏が手掛けたドラマ『東京ラブストーリー』は社会現象を巻き起こし、さらに大ヒット作『Mother』はフランスやスペイン、韓国ほか世界各国でリメイクされた。映画界でも、『世界の中心で愛を叫ぶ』(2004)や『花束みたいな恋をした』(2021)といった人気作品の脚本を務めている。

Netflixは最近、日本発のコンテンツを強化しており、7月にはドラマ『御手洗家、炎上する』の配信を控えている。そのほか『サンクチュアリ -聖域-』、『舞妓さんちのまかないさん』など数々の作品が人気を博し、『今際の国のアリス』シーズン2はNetflixで最も視聴された日本ドラマとなった。今年後半には、有名漫画を実写化した『幽☆遊☆白書』、『シティーハンター』を配信予定。

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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