メリル・ストリープ、ジェニファー・ローレンス、ジュリア・ルイス=ドレイファスら「SAG-AFTRA」への手紙に署名: 「ストライキの準備はできている」

メリル・ストリープ、ジェニファー・ローレンス、ジュリア・ルイス=ドレイファス 写真: ©DIMITRIOS KAMBOURIS/GETTY IMAGES (2); TRISTAN FEWINGS/GETTY IMAGES;

メリル・ストリープ、ジュリア・ルイス=ドレイファス、ジェニファー・ローレンスら著名俳優が、労働組合「SAG-AFTRA」に宛てた手紙に署名し、“変革を起こす契約”を実現するためストライキの準備を整えていることを伝えた。

俳優らは同組合のリーダー陣や交渉委員会に向けて、「ひどい苦難をもたらすストライキなんて、誰もやりたくない。でも、この件を実現するためならストもいとわない」とし、「他の年では良しとされていたことが、十分ではなくなった」と表明。米ローリング・ストーンが火曜日、最初に手紙について報じた。

「リーダー陣とは違い、組合員は犠牲を払う準備ができている。過去10年間で賃金、クリエイティビティにおける自由、組合の権限などあらゆることが損なわれている。現状から脱却しなければならない」

SAG-AFTRAのリーダー、フラン・ドレシャー氏と交渉責任者のダンカン・クラブトリー=アイルランド氏が、組合員に映画テレビ製作者同盟(AMPTP)との交渉は現時点で“非常に建設的”と伝えた数日後、今回のメッセージが伝えられた。SAG-AFTRAとAMPTPは、組合の契約期間が満了する6月30日が迫りくるなか、取引の成立に向け議論を続けている。

署名者は最低賃金、ストリーミングでの再使用料や独占条項の大幅な再調整について具体的に明らかにした。またAIに関するルールにおいては、“AIの学習に作品が用いられた場合の十分な支払い”を保護するように要求。組合は各要求を明示しながらも、5月に話し合われた優先事項にならって独占権については触れなかった。

さらに組合員らは、“独特な主張や、再調整のニーズを強調してくれた”と交渉委員会に対し感謝を述べた。

一方で、手紙は“重要な契約を獲得するため、ストライキを支持する”と明示し、以下のように締めくくられている。「歴史の視線が我々全員に注がれているといっても過言ではない。必要とする変革、保護を得るため努力し、歴史をつくるよう求める。もし辿り着くことができないなら、組合員によって授けられた力を利用してWGAのピケラインに参加してほしい」

6月7日に開始した交渉に先立ち、約98%の組合員が投票でストライキを承認。2023年のスタジオとストリーマーとの議論に、重要なアドバンテージを与えた。大物俳優らによるストの支持表明は、SAG-AFTRAにさらに有益な点をもたらすかもしれない。

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

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