『ブレイキング・バッド』のブライアン・クランストン、俳優組合ストのスピーチでディズニーCEO・アイガー氏を糾弾

ブライアン・クランストン 写真: ©FATIH AKTAS/ANADOLU AGENCY/GETTY IMAGES
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『ブレイキング・バッド』の俳優ブライアン・クランストンが25日、ニューヨークの俳優組合(SAG-AFTRA)ストでスピーチし、ディズニーのボブ・アイガーCEOを名指しした。

クランストンは以下のように声を上げた。「アイガー氏に伝えたいことがある。あなたが違った物の見方をするのは分かっている。でも、どうか言い分を聞いてほしい。さらに、ロボットに仕事を奪わせないという訴えに耳を傾けてほしい。仕事やまともな暮らしをする権利を取り上げさせたりはしない。そして何より、私たちの尊厳を奪うことは許さない!」

集会では、クランストンのほか有名俳優らがステージ上に登壇。組合はスタジオに対し、“ストリーミング収益の分配”や“AI使用をめぐる保護策”などを要求している。アイガー氏が富裕層の集まりでスト中の人々は“現実的でない”と発言したのち、同氏は俳優・脚本家の間で槍玉に挙がっていた。

各俳優らは、以下のようにスピーチを行った。

『エレン』のジョーリー・フィッシャー: 「最後に脚本家・俳優がストに乗り出したのは1960年のこと。当時の収穫は少なかったから、今回はより大きなものを期待している。私たちは現状を軽視せず、歴史の正しい側に身を置く。あなたたちにすべてを奪わせない!正気を取り戻したら、教えて。ホットな組合の夏に乾杯」

『メディア王 ~華麗なる一族~』のアリアン・モーイエド: 「どうやら彼らは『メディア王』を観ていないようだ!ーこのドラマは、君たちについての話。今一番重要なのは、団結すること…連帯で勝利するだろう」

『グッド・ファイト』のクリスティーン・バランスキー: 「業界がトップに巨額のお金を払えるなら、富を分配することもできるはず。今は物事をきちんと正すとき。これからは貢献を過小評価されたり、存在を取って代わられたりしないように」

『アバター』のスティーヴン・ラング: 「2つの資質が顕著に表れていた。1つ目は、モラルと彼らの無礼かつ無責任な態度への至極当然な義憤だ。“恥を知れ”と彼女(SAGのフラン・ドレシャー会長)は言った。もう1つは、こうなってしまったという彼女の深い悲しみだ。多くの生活がダメージを受け、キャリアも滅茶苦茶になってしまう。すでに家族は生計を立てるために懸命に働いている…組織の拝金主義によってもたらされた不平等の渦に全員が巻き込まれた状態にある…私たちは今、文明の合理的な代弁者だ」

2週目に入った俳優組合のスト。SAG-AFTRAには16万人の組合員が所属し、映画・テレビの契約下にある仕事は現時点ですべて禁止されている。一方で、今でも効力をもつ組合の契約でカバーされた仕事をこなす組合員もいる。

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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