「あの花が咲く丘で…」完成披露に主題歌の福山雅治がサプライズ登壇「導かれるように曲と歌詞が出てきた」
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SNSで話題となり累計85万部のベストセラーとなったライトノベルを映画化した「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の完成披露試写会が28日、都内で行われた。
ダブル主演の福原遥と水上恒司をはじめ伊藤健太郎、嶋﨑斗亜、上川周作、小野塚勇人、出口夏希、松坂慶子、成田洋一監督が上映前に舞台挨拶。
主題歌「想望」を書き下ろした福山雅治もサプライズで登壇し会場を沸かせた。
現代の女子高生が終戦間際にタイムスリップし、出撃直前の特攻兵らとの出会いによって生きていることの意味を感じ取っていくラブストーリー。
福山は、福原と水上に花束を手渡し、「僕は長崎出身で、父や祖父母が被ばく体験をしている。日本が戦争をしていて、被ばく者の方も亡くなっていく中で、若い人たちが想像力を働かせて表現するお芝居に感動した」と称えた。
主題歌はラッシュの段階で作品を見た上で、「導かれるように曲と歌詞が出てきた」という。
何も知らされていなかった福原は、「ビックリです。(福山が主題歌を手掛けたことが)ようやく信じられました。素敵なお言葉をいただけて幸せです」と感慨に浸った。
そして、「愛にあふれたあったかい作品になっています。普段生活していることが当たり前ではなく、凄く幸せなことだと感じました。一日一日を大切に、丁寧に過ごそうと思ってもらえたら」とアピール。
水上も、「映画は2時間ちょっとで戦争の一部ではあるけれど、戦争をしてはいけないと伝えることが僕らのできること。身近な人に優しくなって、愛にあふれた世界にしていくことが、この作品を世に出す意味があると思う」と真摯に語った。
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」は、12月8日に全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴⽊ 元
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