俳優ライアン・オニールさん死去 82歳 代表作に『ある愛の詩』『ペーパー・ムーン』

ライアン・オニールさん 写真: ©JASON KEMPIN/GETTY IMAGES
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8日、映画『ある愛の詩』などで知られる俳優のライアン・オニールさんが亡くなった。82歳だった。

息子のパトリック氏が自身のインスタグラムを通じて、ライアンさんの死を公表した。ライアンさんは、2001年に慢性白血病を患い、2012年には前立腺がんの診断を受けていた。

パトリック氏は、インスタグラムで以下のように思いを伝えた。

「人間として、父はこの上なく寛容な人でした」「そして、つねに部屋の中で最も面白く、最高にハンサムな人であり続けました。その上、一番チャーミング。最強のコンボです」

「人を笑わせるのが生きがいと言っても過言ではないでしょう。どんな時も、完璧にジョークを言っていました。とにかく笑わせたがる人で、私たちはみんな笑っていました。いつだって。降り注ぐ太陽の下で、私たちは楽しい時を過ごしました」

ライアンさんは70年代、『おかしなおかしな大追跡』(’72)、実の娘で当時9歳のテータム・オニールと共演した『ペーパー・ムーン』(’73)、スタンリー・キューブリック監督『バリー・リンドン』(’75)、『続・ある愛の詩』(’78)などの映画に出演。

また、キャリア初期の64~69年には、ドラマ『ペイトンプレイス物語』にロドニー役で出演し、女性たちの間で一躍大人気となった。

プライベートでは、ジョアンナ・ムーア、リー・テイラー=ヤングとの結婚歴があり、『チャーリーズ・エンジェル』の故ファラ・フォーセットとは、2009年にファラさんが亡くなるまで30年以上にわたり断続的なパートナー関係を続けていた。

1970年の『ある愛の詩』で、労働者階級のジェニー(アリ・マッグロー)と恋に落ちる裕福な家柄の大学生・オリバーを演じ、興行収入1億ドル以上のヒットを記録。同作は、アカデミー賞で主演男優賞ほか7部門にノミネートされ、作曲賞を受賞した。

その後、『タフガイは踊らない』(’87)、『ワン・モア・タイム』(’89)、『ゼロ・エフェクト』(’98)、近年では『聖杯たちの騎士』(2015)、ドラマ『BONES』に出演した。

かつてライアンさんと不仲だったテータム氏は、米『ピープル』に以下の声明を出した。

「彼は私にとって非常に大きな存在です。彼のことを凄く愛していましたし、私を愛してくれていたことも分かっています。本当に寂しくなります。最後は良好な関係でいられて、とても幸運な気持ちです」

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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