ゴールデングローブ賞:『バービー』&『メディア王 〜華麗なる一族〜』が最多ノミネート
11日、第81回ゴールデングローブ賞のノミネートが発表された。
最多9つのノミネートを獲得したのは、映画部門では『バービー』、テレビ部門では『メディア王 〜華麗なる一族〜』だった。
さらに『バービー』に次いで、『オッペンハイマー』が8部門、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』と『哀れなるものたち』が7部門に候補入り。テレビ部門は『一流シェフのファミリーレストラン』と『マーダーズ・イン・ビルディング』が5つ、そして『ザ・クラウン』が4つのノミネートを獲得した。
一方で、ノミネートが期待されていた『フェラーリ(原題)』、『ナポレオン』、『オリジン(原題)』、『キラー・ビー』は候補から外れることとなった。
また今回のアワードから、最も優れた映画体験・興収成績を残した8作品を選ぶ「シネマティック・ボックスオフィス・アチーブメント賞」と「スタンダップコメディアン賞」が新設された。
そして、前者のノミネート作品には『バービー』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: VOLUME 3』、『ジョン・ウィック: コンセクエンス』、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』、『オッペンハイマー』、『スパイダーマン: アクロス・ザ・スパイダーバース』、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』、『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』が選出された。
来年のゴールデングローブ賞は、長年の後ろ盾だったハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)に代わりDick Clark Productionsによって制作される。新たに多様な300人のジャーナリストからなる投票者グループが作られ、今年のノミネートと受賞者を選ぶことになった。
「第81回ゴールデングローブ賞」は2024年1月7日(現地時間)、米ビバリーヒルトンで開催予定。
主なノミネーションは以下の通り
【映画部門】
作品賞(ドラマ)
『Anatomy of a Fall(英題)』
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
『マエストロ:その音楽と愛と』
『オッペンハイマー』
『Past Lives(原題)』
『The Zone of Interest(原題)』
作品賞(ミュージカル・コメディ)
『AIR/エア』
『American Fiction(原題)』
『バービー』
『May December(原題)』
『The Holdovers(原題)』
『哀れなるものたち』
長編アニメーション映画賞
『君たちはどう生きるか』
『マイ・エレメント』
『スパイダーマン: アクロス・ザ・スパイダーバース』
『すずめの戸締まり』
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
『ウィッシュ』
シネマティック・ボックスオフィス・アチーブメント賞
『バービー』
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: VOLUME 3』『ジョン・ウィック: コンセクエンス』
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
『オッペンハイマー』
『スパイダーマン: アクロス・ザ・スパイダーバース』
『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
非英語映画賞
『Anatomy of a Fall(英題)』(フランス)
『枯れ葉』(フィンランド)
『Io Capitano(原題)』(イタリア)
『Past Lives(原題)』(アメリカ)
『雪山の絆』(スペイン)
『The Zone of Interest(原題)』(イギリス、アメリカ)
主演男優賞(ドラマ)
ブラッドリー・クーパー『マエストロ:その音楽と愛と』
レオナルド・ディカプリオ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
コールマン・ドミンゴ『ラスティン: ワシントンの「あの日」を作った男』
バリー・コーガン 『Saltburn』
キリアン・マーフィー 『オッペンハイマー』
アンドリュー・スコット『異人たち』
主演女優賞(ドラマ)
アネット・ベニング 『ナイアド ~その決意は海を越える』
リリー・グラッドストーン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
ザンドラ・ヒュラー『Anatomy of a Fall(英題)』
キャリー・マリガン『マエストロ: その音楽と愛と』
グレタ・リー『Past Lives(原題)』
ケイリー・スピーニー『Priscilla(原題)』
主演女優賞(ミュージカル・コメディ)
アルマ・ポウスティ『枯れ葉』
ファンテイジア・バリーノ『カラーパープル』
ジェニファー・ローレンス『マディのおしごと 恋の手ほどき始めます』
ナタリー・ポートマン『May December(原題)』
マーゴット・ロビー『バービー』
エマ・ストーン『哀れなるものたち』
主演男優賞(ミュージカル・コメディ)
ニコラス・ケイジ『Dream Scenario(原題)』
ティモシー・シャラメ『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
マット・デイモン『AIR/エア』
ポール・ジアマッティ『The Holdovers(原題)』
ホアキン・フェニックス『ボーはおそれている』
ジェフリー・ライト『American Fiction(原題)』
助演男優賞
ウィレム・デフォー 『哀れなるものたち』
ロバート・デ・ニーロ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
ロバート・ダウニー・Jr.『オッペンハイマー』
ライアン・ゴズリング『バービー』
チャールズ・メルトン『May December(原題)』
マーク・ラファロ『哀れなるものたち』
助演女優賞
エミリー・ブラント『オッペンハイマー』
ダニエル・ブルックス『カラーパープル』
ジョディ・フォスター 『ナイアド ~その決意は海を越える』
ジュリアン・ムーア『May December(原題)』
ロザムンド・パイク 『Saltburn』
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『The Holdovers(原題)』
監督賞
ブラッドリー・クーパー『マエストロ: その音楽と愛と』
セリーヌ・ソン『Past Lives(原題)』
クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
グレタ・ガーウィグ『バービー』
マーティン・スコセッシ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
ヨルゴス・ランティモス『哀れなるものたち』
脚本賞
グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック『バービー』
トニー・マクナマラ『哀れなるものたち』
クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
エリック・ロス、マーティン・スコセッシ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
セリーヌ・ソン『Past Lives(原題)』
ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ『Anatomy of a Fall(英題)』
歌曲賞
“Addicted to Romance”『She Came to Me(原題)』
“Dance the Night”『バービー』
“I’m Just Ken”『バービー』
“Peaches”『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
“Road to Freedom”『ラスティン: ワシントンの「あの日」を作った男』
“What Was I Made For?” 『バービー』
作曲賞
ジャースキン・フェンドリックス『哀れなるものたち』
ルドウィグ・ゴランソン『オッペンハイマー』
ミカ・レヴィ『The Zone of Interest(原題)』
ダニエル・ペンバートン『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
ロビー・ロバートソン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
久石譲『君たちはどう生きるか』
【テレビ部門】
作品賞(ドラマ)
『メディア王~華麗なる一族~』
『ザ・クラウン』
『ザ・ディプロマット』
『THE LAST OF US』
『1923』
『ザ・モーニングショー』
作品賞(ミュージカル・コメディ)
『アボット エレメンタリー』
『バリー』
『ジュリー・デューティ ~17日間の陪審員体験~』
『マーダーズ・イン・ビルディング』
『テッド・ラッソ: 破天荒コーチがゆく』
『一流シェフのファミリーレストラン』
作品賞(リミテッドシリーズ/テレビ映画)
『BEEF/ビーフ』
『レッスン in ケミストリー』
『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』
『すべての見えない光』
『Fellow Travelers(原題)』
『FARGO/ファーゴ』
主演女優賞(ドラマ)
ベラ・ラムジー『THE LAST OF US』
エマ・ストーン『The Curse(原題)』
ヘレン・ミレン『1923』
イメルダ・スタウントン『ザ・クラウン』
ケリー・ラッセル『ザ・ディプロマット』
サラ・スヌーク『メディア王~華麗なる一族~』
主演男優賞(ドラマ)
ペドロ・パスカル『THE LAST OF US』
キーラン・カルキン『メディア王~華麗なる一族~』
ジェレミー・ストロング『メディア王~華麗なる一族~』
ブライアン・コックス『メディア王~華麗なる一族~』
ゲイリー・オールドマン『窓際のスパイ』
ドミニク・ウェスト『ザ・クラウン』
主演女優賞(ミュージカル・コメディ)
レイチェル・ブロスナハン『マーベラス・ミセス・メイゼル』
キンタ・ブランソン『アボット エレメンタリー』
エル・ファニング『THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~』
セレーナ・ゴメス『マーダーズ・イン・ビルディング』
ナターシャ・リオン『Poker Face(原題)』
アヨ・エデビリ『一流シェフのファミリーレストラン』
主演男優賞(ミュージカル・コメディ)
ビル・ヘイダー『バリー』
スティーヴ・マーティン『マーダーズ・イン・ビルディング』
ジェイソン・シーゲル『シュリンキング: 悩めるセラピスト』
マーティン・ショート『マーダーズ・イン・ビルディング』
ジェイソン・サダイキス『テッド・ラッソ: 破天荒コーチがゆく』
ジェレミー・アレン・ホワイト『一流シェフのファミリーレストラン』
主演女優賞(リミテッドシリーズ/テレビ映画)
アリ・ウォン『BEEF/ビーフ』
ブリー・ラーソン『レッスン in ケミストリー』
エリザベス・オルセン『ラブ&デス』
ジュノー・テンプル『FARGO/ファーゴ』
レイチェル・ワイズ『戦慄の絆』
ライリー・キーオ『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』
主演男優賞(リミテッドシリーズ/テレビ映画)
デイヴィッド・オイェロウォ『Lawmen: Bass Reeves(原題)』
ジョン・ハム『FARGO/ファーゴ』
マット・ボマー『Fellow Travelers(原題)』
サム・クラフリン『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』
スティーヴン・ユァン『BEEF/ビーフ』
ウディ・ハレルソン『ホワイトハウス・プラマーズ/米国政治の失墜を招いた男たち』
助演女優賞
アビー・エリオット『一流シェフのファミリーレストラン』
クリスティーナ・リッチ『イエロージャケッツ』
エリザベス・デビッキ『ザ・クラウン』
ハンナ・ワディンガム『テッド・ラッソ: 破天荒コーチがゆく』
J・スミス=キャメロン『メディア王~華麗なる一族~』
メリル・ストリープ『マーダーズ・イン・ビルディング』
助演男優賞
マシュー・マクファディン『メディア王~華麗なる一族~』
ジェームズ・マースデン『ジューリー・デューティ ~17日間の陪審員体験~』
アラン・ラック『メディア王~華麗なる一族~』
アレクサンダー・スカルスガルド『メディア王~華麗なる一族~』
ビリー・クラダップ『ザ・モーニングショー』
エボン・モス=バクラック『一流シェフのファミリーレストラン』
スタンダップコメディアン賞
クリス・ロック『クリス・ロックの勝手に激オコ』
サラ・シルヴァーマン『Sarah Silverman: Someone You Love(原題)』
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トレヴァー・ノア『Where Was I(原題)』
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※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。