【インタビュー】ゆりやんレトリィバァ&akaneが語る、「ハイスクール・ミュージカル」が教えてくれたこと「夢は叶う」「自分を信じて挑戦しよう」
「ハイスクール・ミュージカル」シリーズは、歌とダンスを通して「自分らしく生きること」や「夢を信じること」の大切さを描き、世界中のファンから愛され続けている人気青春ミュージカル映画。
ハリウッド・リポーター・ジャパンは、『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』リバイバル上映記念 高校生特別上映会に登壇した、ゆりやんレトリィバァとakaneにインタビューを実施した。
『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』(2009)は、高校最後の年を迎えたトロイやガブリエラらが、友情や恋心、将来への悩みに向き合いながら、自分らしく輝いていく姿を描いた作品。
6月18日(木)に行われた特別上映会には、ダンス部、チアリーディング部、演劇部に所属する高校生たちが招待された。
サプライズゲストとして、ハリウッドを拠点に映画監督、女優、お笑い芸人など多方面で活躍するゆりやんレトリィバァと、アバンギャルディのプロデューサーを務める振付師のakaneが登場。世界へ挑戦し続ける二人が、「ハイスクール・ミュージカル」シリーズの魅力を語るトークセッションを行った。
イベント後、ゆりやんレトリィバァとakaneにインタビューを実施。
シリーズに影響を受けたこと、大好きな楽曲、ハリウッドや世界への挑戦、そして夢を叶える秘訣について語ってくれた。
「ハイスクール・ミュージカル」が世界中で愛される理由「観ているとワクワクする!」
――「ハイスクール・ミュージカル」シリーズは20年以上も世界で愛され続けていますが、どんなところに魅力を感じますか。
ゆりやんレトリィバァ(以下、ゆりやん):それぞれのキャラクターの愛らしさはもちろん、観ているとワクワクするところです。「自分の好きなことって何だろう?」「自分を信じていいんだ!」って背中を押してくれる作品です。前向きになれるストーリーが、世界中の人に愛されているんだと思います。

akane:登場人物の感情やメッセージを、歌とダンスで表現してくれるところが、「ハイスクール・ミュージカル」シリーズの魅力だと思います。登場人物の想いをより楽しく届けてくれる。
ダンスシーンの演出もアイデアが豊富で、登場人物の見せ方や色使い、構成、音楽など、一つの作品の中に無限のアイデアがつまっています。ダンスを知らない人でも、思わず踊りたくなるような振り付けや演出がたくさんある。
――特に大好きな楽曲やミュージカルシーンはありますか。
ゆりやん:私は、『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』でシャーペイと弟のライアンが歌う「すべて欲しい!(I Want It All)」が大好きです。「有名になりたい、スポットライトを浴びたい。名声も富も全部欲しい!」という歌詞なんですけど、夢に向かってまっすぐ進んでいく姿がすごく好きなんです。
シャーペイには明確な夢があって、「スターになって、スポットライトを浴びて、アカデミー賞にも行って、何もかも手に入れよう!」って学校の食堂で歌って踊るんです。そこから、食堂がレッドカーペットやブロードウェイのような華やかな世界に変わっていきます。
akane:そうそう!私もゆりやんさんと同じで「すべて欲しい!(I Want It All)」が好き!舞台がどんどん変化していくんですよね。
ゆりやん:一緒ですね!私たち、やっぱり夢があるからこの曲が好きなんですね。

それぞれの挑戦──ハリウッド移住と『アメリカズ・ゴッド・タレント』
――「ハイスクール・ミュージカル」シリーズは夢に向かって挑戦する高校生たちを描いていますが、人生で最も勇気を出して挑戦したことを教えて下さい。
ゆりやん:私は今ロサンゼルスのハリウッドに住んでいるんですね。芸人、俳優、エンターテイナーとして活躍したくて渡米したんですけど、全てがゼロからのスタートでした。毎日何をすればいいのか、どこへ行けばいいのかも分からなくて。
でも勇気を出して行動しないと何も始まらないと思って、お笑いの学校のオーディションを受けてみたんです。学校に入れるかどうかの審査があったのですが、無事に合格しました!
akane:えー!すごい!
ゆりやん:一番下のクラスの、さらにその下にある見習いクラスからのスタートです。
akane:授業はもう参加しましたか?
ゆりやん:見学しただけでまだ行ってないです。学校というよりワークショップに近いかな。
akane:私にとって一番の挑戦は、アメリカの人気オーディション番組『アメリカズ・ゴッド・タレント』に、私がプロデュースするダンスチームのアバンギャルディと出場したことです。 世界中で注目されている番組なので、「自分たちのパフォーマンスは通用するかな」と不安がすごくありました。
日本の歌謡曲でパフォーマンスしたので、海外の人たちは知らない曲で日本語も伝わらないですよね。あと、おかっぱに制服というスタイルも受け入れてもらえるのかなって不安で。正直どうなるか全く想像ができませんでしたね。
でも実際にパフォーマンスしてみたら、想像以上の歓声をいただきました。笑ったり歓声をくれたり、ダイレクトな反応に触れることができて、世界が変わっていくような体験でした。苦労して作り上げたパフォーマンスを、こんなにも多くの人が楽しんでくれるんだって。「チャレンジしてよかったな」と心から思った瞬間です。
「不可能なことはない」──夢を叶えるために大切なこと
――ロサンゼルス移住や、映画監督、女優など新たな挑戦を続けているゆりやんさんですが、夢を叶える秘訣を教えて下さい。
ゆりやん:とにかく「不可能なことはない」と思っています。それと、自分一人では何もできないので、周りの人に支えられていることを忘れないことです。私が「アメリカに行きたい」と言ったときも、いろんな人にサポートしてもらいました。もちろん映画監督だって、一人では何もできないですよね。
akane:お笑いの世界で天下を取っているのに、そこからまた世界でチャレンジするって本当にすごいですよね。ゆりやんさんから、たくさんの刺激をもらっています。どんな大舞台でも物おじしないで自分のスタイルを貫いている。その姿が本当にかっこいい。
ゆりやん:それはこっちのセリフですよ!
akane:「ゆりやんさんみたいに新しいものを生み出せる人になりたい」といつも思っています。
ゆりやん:それはakaneさんですよ。ダンスは世界共通の言語なんだなって、akaneさんを見てるといつも思います。ダンスができれば、言葉が通じなくても人の心をつかんで楽しい気持ちにしてくれる。

――akaneさんはダンスを通して世界を魅了するアイデアを生み出し続けていますが、秘訣は何だと思いますか。
akane:今はSNSがあるので、世界中の人たちとコミュニケーションが取れます。そのおかげで自分たちが作ったパフォーマンスも、多くの人に見てもらえて新しい出会いも増えました。
今の時代はどんどんチャレンジしていかないと置いていかれてしまうと思うんです。だからこそ、挑戦することを忘れずに、「まずはやってみる」ことを大切にしています。
映画やアーティストの振り付けを手がけたり、チームで作品を作ったり、さまざまな分野に挑戦しています。そのたびに成長を感じますし、「この経験があったから次のステップに進めた」と手応えを感じることも多いんです。
「ハイスクール・ミュージカル」シリーズで演じたい役、振り付けしたい楽曲は?
――ゆりやんさんは「ハイスクール・ミュージカル」シリーズに出演するとしたら、どのキャラクターを演じてみたいですか。
ゆりやん:そうですね、ちょっと真剣に考えてしまうんですけど…。さっきもakaneさんと話してて、シャーペイは絶対にいい!って。すごく可愛いですよね。でもどうだろう…。 ちょっと本気で考えてしまう…。どんな役だろ。 えっと、そうですね…。 トロイ!
akane:(笑)
ゆりやん:トロイがいいですね!トロイでしょうか。やっぱり目立ちたいという思いもありますので。できるなら主役がいいです(笑)
――akaneさんは、「ハイスクール・ミュージカル」シリーズで振り付けしてみたいミュージカルシーンはありますか。
akane:全シーンの振り付けをしてみたいです。特に大好きなのが、『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』の「Now or Never」 です。すごくカッコいい曲で、どんな表現ができるかチャレンジしてみたいですね。
「ハイスクール・ミュージカル」シリーズはキャッチーな楽曲ばかり登場しますよね。それとダンスだけで魅せるシーンもたくさん登場するので、そのメリハリがすごく魅力的なんです。
振り付けを手がけるなら、楽曲からインスピレーションをもらって、自然と構成ができていくはず。どの曲も楽しい作品が作れそう!
ゆりやん:『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』はカッコいい曲が多いですよね。
akane:そうですよね。特にダンスと歌のシーンが多くて、好きな曲がたくさんあります。

「ハイスクール・ミュージカル」シリーズが教えてくれたこと「表現は無限!」
――「ハイスクール・ミュージカル」シリーズは「自分を信じること」や「挑戦すること」の大切さを教えてくれる映画シリーズです。今回の上映会に来場した高校生をはじめ、夢に向かって挑戦するファンの皆さんにメッセージをお願いします。
ゆりやん: 私は夢は本当に叶うと思っています。「無理かも」と自分を疑わずに、人の目を気にしないでチャレンジしてほしい。 もし今、学校で嫌な思いをしていても世界が閉ざされるわけじゃない。だから周りの人に遠慮しすぎないでほしい。
仲間を大切にすることはもちろん大事です。そのうえで「私はこうなりたい、僕はこうなりたい」という気持ちを大切にしてほしいんです。人の目を気にしすぎず、自分の夢を信じて進んでほしい。
akane:「ハイスクール・ミュージカル」は、振付師を目指すきっかけをくれた作品です。大人になって改めて観ても、「表現は無限なんだな」と感動させてくれます。
表現は、一つの形に固執しなくていいと思うんです。自分の中にもまだまだ可能性がありますし、世界にはいろんな表現があります。今は多くの情報に触れられる時代なので、誰かと比べて「こうした方がいいかな」「この人みたいになりたいな」と思うこともあると思います。もちろん、誰かの真似から始めることはすごく大事です。私も「ハイスクール・ミュージカル」の真似をたくさんしてきました。
真似をして、そこから自分だけのスタイルを見つけ出すことが重要です。『ハイスクール・ミュージカル』を見ても分かるように、曲ごとにいろんな表現があって、正解は一つじゃないんですよね。だからこそ、自分の個性や表現したい想いを大切にして、自信を持って貫いてほしいです。
ゆりやん:かっこよすぎて泣けてきます!
akane:私も泣けてきた…。涙が出てきそうになってる。

ゆりやん:akaneさんの言う通り、表現は無限なんですよね。だって「ハイスクール・ミュージカル」は1、2、3とシリーズを重ねても、どの作品も斬新で、「まだこんなに表現があるんだ!」といつも驚かされます。
akane:シリーズごとに新しい表現が登場して、「まだアイデアがあるの!?」って感動しますよね!
ゆりやん:akaneさんも次々に新しいアイデアをどうやって生み出してるんですか?だって人の体のつくりはみんな一緒なのに、なんでこんなに幅広い表現ができるんだろうって感動しています。
akane:私はゆりやんさんから影響を受けてるんですよ。だって手首の動き一つで、世界の大舞台に立ってるんですよ。世界中のダンサーがゆりやんさんのパフォーマンスを見て度肝を抜いたんですから。えー!?これだけ!?って。
ゆりやん:ほんとに手首の動きだけ(笑)。
akane:手首をクルッと回すだけ!手首だけであれだけのインパクトを生み出して、本当に衝撃でした。かなり影響を受けていますし、「やられた!」という気持ちになりましたね(笑)。
ゆりやんさんがチャレンジする姿を見て、私もチャレンジ精神を忘れないで、もっと頑張ろうと思えるんです。たくさん刺激をもらっています。

「ハイスクール・ミュージカル」シリーズは、ディズニー・チャンネルで放送・ディズニープラスで配信中。
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