ライアン・ゴズリング、オスカーでの『バービー』の冷遇について異例の声明発表【全文】
俳優のライアン・ゴズリングが、映画『バービー』のグレタ・ガーウィグ監督と主演マーゴット・ロビーがアカデミー賞でノミネートを逃したことについて、異例の声明を発表した。
自身は助演男優賞にノミネートされたゴズリングは声明内で、強い言葉を用いながら2人の冷遇に対して思いを述べた。
「傑作が盛りだくさんの年に、素晴らしいアーティストの皆さんとともにノミネートされたことは大変光栄です。まさかこんなことを言うことになるとは思いませんでしたが、ケンという名のプラスチック人形を演じたということを、物凄く誇りに思っています」
「でも、バービーなしにはケンは存在しない。そして、グレタ・ガーウィグとマーゴット・ロビーなしには本作は存在しなかった。2人は、この世界中で称賛された歴史的な作品の一番の貢献者です」
「彼女たちの才能、気概、そして類いまれなる能力があったからこそ、本作に関わった人々を称えることができるのです。『2人が各部門にノミネートされなかったことに失望している』という言葉で済まされるものではありません」
「魂のない、服もまともに着ていない、そして幸いなことに縫い目がない人形たちが、あらゆる予想を覆して私たちを笑わせ、胸を張り裂けさせ、文化を動かし、歴史を作りました。彼女たちの仕事を、他のノミネートに値する人々と一緒に称えるべきです」
「とはいえ、アメリカ・フェレーラ(助演女優賞にノミネート)と、才能をこの画期的な映画に注いで下さった素晴らしいアーティストの方々については、本当に喜ばしく思います」
オスカーでの冷遇は毎年起こるが、ガーウィグとロビーが候補から外れたことに対し、批判が相次いだのを受けてゴズリングは異例の声明を出したとみられる。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌
【関連記事】
第96回アカデミー賞ノミネート発表!『オッペンハイマー』が最多13部門で候補入り – THR Japan (hollywoodreporter.jp)