生田斗真、ヤン・イクチュンとのW主演『告白』に絶対の自信「途轍もない怪物級の映画」
俳優の生田斗真と韓国人俳優のヤン・イクチュンのダブル主演映画『告白 コンフェッション』の完成披露試写会が30日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。
2人のほか、ヒロインの奈緒と山下敦弘監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。
『カイジ』などの福本伸行氏、『沈黙の艦隊』のかわぐちかいじ氏のタッグによる伝説の人気漫画が原作。
山岳部OBの親友同士が雪山で遭難し、死を覚悟した石倉(ヤン)が過去の殺人を告白。
だが、直後に山小屋が見つかり一命を取り留めたことから、聞いてしまった浅井(生田)との関係性が崩れていくサスペンスだ。
生田がオファーを受けたのは4~5年前。
だがその後、コロナ禍で2度の撮影延期を経ての完成に、「撮れる日が来るのかという時もあったが、衣装合わせで初めて会ったイクチュンのテンションの高さに、熱いハグを交わした」と打ち明けた。
そして、「途轍もない怪物級の映画ができました」と自信たっぷりに語った。
だが、ヤンが挨拶する時に黄色い歓声が上がったため「俺の時にはなかった」とちょっぴり不満げ。
対するヤンは「俺はスターだね」と観客に投げキスするなどご機嫌な様子。
「限られた状況でさまざまな感情を表現できるのか怖さもあったが、素敵な生田さんとかわいらしい監督に助けてもらいベストを尽くすことができた」と笑顔で振り返った。
山下監督は、「もう無理と言われてもおかしくないくらい本当に待たせてしまったが、出てくれて感謝している」と2人に最敬礼。
奈緒は、「撮影が2日と短いからこそ、監督が役のバックボーンを話してくれたり参考になる映画を教えてくれた。大変なシーンもたくさんあったけれど、現場は和気あいあいとしていて優しい雰囲気に助けられました」と明かした。
主題歌を手掛けた人気バンド「マキシマム ザ ホルモン」もサプライズで登場。
タイトルが「殺意vs殺意(共犯:生田斗真)」で、生田自身もボーカルで参加していることを告白。
そして、「今、日本だけでなくアジアの映画が世界的にも盛り上がっている。皆でいいバイブスが生まれた心に残る作品なので、国内だけでなく国外にも届いてほしい」と期待した。
『告白 コンフェッション』は5月31日から全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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