ビヨンセがビジュアルアルバムをリリースしない理由と、多忙な中での音楽への思いを語る

COWBOY CARTER - MAIN COVER ART
ビヨンセ『カウボーイ・カーター』 写真:Blair Caldwell/Parkwood Entertainment LLC
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ビヨンセのファンは、『カウボーイ・カーター』や『ルネッサンス』のミュージックビデオをすぐに見ることができないだろう。

GQとのインタビューで、ビヨンセは自身のセルフタイトルアルバムや『レモネード』を含むビジュアルアルバムを発表した後、最新のリリースにはMVなどの映像作品を付けないと説明した。

「今は視覚的なものが溢れる時代だからこそ、世界が声に集中することが重要だと思いました」

同様に、ヘアケアブランド「Cécred」をリリースする際、自身が商品の顔になることを避けたかったことを語っている。

「私は、この製品が本当の人々とその髪にどのように効果をもたらすかを評価してもらいたかったんです。発売時、広告に自分が登場しないという決断を意識的に行いました。ブランドの第一印象は、私の影響によって左右されるのではなく、その製品自体の価値に基づくものであるべきだと考えました。私は何年もこの製品を使っているので、それがどれほど素晴らしいかを直接知っています」とビヨンセは、商品自体が輝くことを望んでいた。

ビヨンセは、2023年の夏にリリースしたアルバム『ルネッサンス』を引っ提げて、2023年のワールドツアーを開始している。この春には、3部作の第2作目となる『カウボーイ・カーター』をリリース。そして、『カウボーイ・カーター』のリリースの1か月前である3月には、Cécredを発表。さらに8月には、モエ・ヘネシーと共同で、ウイスキーブランド「SirDavis」を立ち上げている。

しかし、ビヨンセは多忙なスケジュールの中でも、本業である歌うことで大きな喜びを見出していることは明らかである。仕事や家族とは別に、自分のためだけにしていることは何かと尋ねられたビヨンセは、歌うことは「仕事ではない」と語る。

「私は音楽が大好きで、歌うことが大好きです。歌うことは深い情熱です。喉に感じる感覚や、体全体に響く振動には魔法があります。落ち込んでいるとき、悲しいとき、重い霧に包まれているとき、病気のときや眠れない夜に不安なとき、私は歌います。そして、しばしば一人で歌います」

「私の声は常に私の仲間でした。だから、私は一人で幸せでいることができるのです。音楽は、言葉が見つからないときでも私の心を理解してくれます。しかし、いつもその平穏を見つけるのは、スタジオや車の中といったプライベートな聖域です」と自身の思いを打ち明けた。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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