河合優実、吉田美月喜が東京国際映画祭で『ルックバック』の世界的ヒットを祝福
第37回東京国際映画祭のアニメーション部門で2日、『ルックバック』が上映され、俳優の河合優実と吉田美月喜、押山清高監督が舞台挨拶を行った。
「チェンソーマン」などで知れられる藤本タツキ氏の同名漫画が原作。小学生の少女2人が漫画に夢を懸ける姿と、その先に待ち受ける衝撃的な事件を描く。既に興行収入20億3000万円を超えるヒットとなっており、世界20以上の国と地域でも公開され累計興収18億5000万円を記録している。
河合は、「普段の映画とは違う反響で、見に行っている作品の経路が違う友達からも連絡があり、間口が広がっている実感があります。米国にいる知り合いも見に行ってくれていて、反響を肌で実感しています」と感激の面持ち。吉田も、「中国で公開された時に、お父さんがたまたまいて見に行ってくれました」と満面の笑みを浮かべた。
2人はオーディションで選ばれ、共に声優初挑戦。河合は、「2人で一緒にブースに入って、美月喜ちゃんの一生懸命な姿から伝わってくる情熱に勇気をもらった」と感謝。吉田は、「分からないこともたくさんあったのに、指示に対しての対応力が凄い。引き出しが多いんだろうなと思った」と尊敬のまな差しを向けた。
押山監督は、「声のイメージはぼんやりと想像していたけれど、オーディションでの2人の声を聞いたらピッタリ合っていた。時には想像以上の声も感じられた」と選考理由を説明。「2人がケンカをする時の掛け合いは、2人の関係性が見事に出ていた」と太鼓判を押した。
世界的なヒットを祝福し、押山監督に花束を贈った河合は、「初期のバージョンの映像を見せてもらって、素晴らしいアニメーションだと感動して大きなモチベーションになりました。参加できて良かった」と笑顔。吉田も、「声の仕事がなかなか決まらなくて、声に魅力ないかもしれないと思っていたのに肯定してくれた作品。出合えて良かった」と喜びをかみしめていた。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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