アリアナ・グランデがキャリー・アンダーウッドの就任式パフォーマンスを揶揄する投稿に「いいね」
大ヒット映画『ウィキッド ふたりの魔女』出演者であり、大統領選ではカマラ・ハリス支持を公表していたアリアナ・グランデが、大統領就任式イベントでのキャリー・アンダーウッドが急遽アカペラで披露した、アメリカ合衆国の愛国歌「アメリカ・ザ・ビューティフル」を皮肉る投稿に思わず「いいね」していた。
人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』出身でグラミー賞受賞者でもあるアンダーウッド。
今週月曜日に行われたドナルド・トランプの2期目の大統領就任式で「アメリカ・ザ・ビューティフル」を歌うという選択をし、一部で物議を醸していた。カントリーミュージシャンであるアンダーウッドはこれまで政治的な発言をしておらず、過去にはトランプを軽く批判するような発言もしていたため、彼女のファンの中には今回の行動に驚きと失望を感じた人もいたという。
そして就任式では、まさかの技術的トラブルで伴奏トラックが機能しないというトラブルが発生した。
数分の気まずい沈黙の後、アンダーウッドは観衆に向かって「みんな歌詞は知ってるわよね?一緒に歌って」と呼びかけ、勇敢にもアカペラでこの曲を歌いきった。キャリーの「どんな状況下でもショーを続ける」というプロ意識には称賛の声もあったが、一方で緊張した風にも見えるパフォーマンスに対して、ネット上では皮肉めいたコメントも飛び交った。
例えばインフルエンサーのエヴァン・ロス・カッツはInstagramで、カマラ・ハリス前副大統領がアンダーウッドを見つめる写真と共に、「今日の寒々しい就任式でキャリー・アンダーウッドを見ながら、ココ・モントリーズ(探して、その音程)」とキャプションを付けて投稿した。(これはNetflix『ル・ポールのドラァグレース』でのエピソードで、モントリーズが他の参加者の音楽パフォーマンスを批判した際の引用)
アリアナ・グランデはこの皮肉を込めた投稿に「いいね」をつけ、それがBuzzFeedなどのメディアによってスクリーンショットで取り上げた。
先の大統領選にて、グランデはハリスを支持する発言をしており、トランプ現大統領が選挙で勝利した際には、インスタグラムのストーリーで「今日のこの結果の、計り知れない重みを感じている全ての人と手を取り合います」と書き込んでいた。
一方でアンダーウッドは、今回の就任式で歌うことについて、ファンに次のような声明を発表していた。「私はこの国を愛しており、就任式パフォーマンスに招かれたことを光栄に思います。この歴史的な出来事の小さな一部となれたことを有難く思っています。私たちは皆、団結と未来への希望の精神でひとつになるべき時です。」
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
【関連記事】
- トランプ大統領就任式のテレビ視聴率は2021年、2017年と比べて低下
- ネリー、トランプ大統領の就任式イベント出演批判に反応
- 米THRが選ぶ2024年の洋楽アルバムベスト10 アリアナ・グランデほか
- シャロン・ストーン、トランプ再選の責任は「無知」で「無学な」国民にあると発言
- 今世界で話題のリーダーたちの愛読書と著書