アリアナ、初のオスカーノミネートに「人生最大の贈り物」と歓喜
数々の受賞歴とノミネート経験を持つ歌手であり女優のアリアナ・グランデが出演する『ウィキッド ふたりの魔女』は作品賞を含む、合計10部門でノミネートされた。
アリアナは、映画『ウィキッド ふたりの魔女』で初めて米アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた快挙について、「人生で最大の名誉、信じられない気持ちです。本当に夢のよう」と語り、20年以上前からグリンダを演じたいと願っていたと語る。
「これは私の人生における最大の名誉です。グリンダを演じることができたのは、人生で最大の贈り物でした。そして、こうした形で認められるなんて、想像を超える喜びです。本当に感動し、感謝しています。言葉では表現できないほどです」と続けた。
『ウィキッド ふたりの魔女』は作品賞、主演女優賞(シンシア・エリヴォ)を含む10部門でノミネートされる快挙を達成。アリアナはノミネート発表後、共演者やジョン・M・チュウ監督と話をしたという。
チュウ監督は惜しくも監督賞部門でノミネートはされなかった。
「(シンシアとは)音声メッセージでやり取りしていました。彼女は飛行機に乗っていたので、ビデオ通話は出来ませんでしたが、ジョン(M・チュウ)とはFaceTimeをしていました」と喜びの涙を流しながら語るアリアナは、「作品の全てが、家族(制作チーム)、そしてジョンへの称賛のように感じます。彼が創り上げたものは、唯一無二で一生に1度のものであり、彼の監督としての地位を確固たるものにしました。これほど素晴らしい監督であるにもかかわらず、彼のキャリアはまだ始まったばかりのように感じます」
アカデミー賞でのノミネートに驚いたというアリアナだが、昨年11月のオーストラリアプレミアで何か特別な手応えを感じたと語っている。
「初日から特別な作品だと感じていました。毎日が本当に特別で、毎朝毎晩、どれほど感謝していたかを覚えています。そしてクリエイティブな心が満たされていると感じました」と語り、続けて「でも、オーストラリアでのプレミアで観客の反応を見た時に、この作品が本当に特別なのだと分かりました。オズダスト・ボールルームのシーンで私たちが抱き合った際、観客が拍手を送ってくれて、『私たちがこれまで感じてきたものが、観客にも伝わったのかもしれない』と思いました」と語った。
本作でアリアナは、ゴールデングローブ賞でも初のノミネートを達成している。
アリアナはこれまでに『ウィキッド』を10回観たと明かしているが、今年公開が予定されている続編『ウィキッド: フォー・グッド(原題)』はまだ観ていないという。
大ヒット作『ウィキッド』続編への期待が高まる。
※本記事は英語の記事から抄訳・編集しました。
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