ボブ・マーリー伝記映画が大ヒットで北米首位、マーベル『マダム・ウェブ』は大コケ

『ボブ・マーリー: ONE LOVE』、『マダム・ウェブ』写真: EVERETT (2)

ボブ・マーリーの伝記映画『ボブ・マーリー: ONE LOVE』(5月17日公開)が、北米でオープニング興収5200万ドルの大ヒットを記録し、首位発進した。

一方で、マーベル映画『マダム・ウェブ』(2月23日公開)は2620万ドルの不発に終わり、ソニー製作のスーパーヒーロー作品史上最低の数字となった。

世界中でも好調な『ボブ・マーリー: ONE LOVE』は公開後、13の国と地域で1位を獲得し、イギリスやフランスなどの国々で音楽伝記映画のオープニング新記録を樹立。さらに、マーリーの母国ジャマイカでは、映画の歴代最高オープニング興収をたたき出した。

キングズリー・ベン=アディルがマーリー役を演じる本作は、1977年のアルバム『エクソダス』の制作や、暗殺未遂事件など数々の出来事を描く。また、本作のプロデューサーには、マーリーの息子ジギー、娘セデラ、そして妻リタが名を連ねている。

批評家・観客から酷評された『マダム・ウェブ』は、61の国と地域で2570万ドルと海外でも低調。ソニーは、競合スタジオと比べてスーパーヒーロー映画のコストを抑えており、『マダム・ウェブ』は製作費8000万ドル~1億1500万ドルとみられている。

ソニーは過去に『ヴェノム』や『モービウス』といったスーパーヒーロー映画を手がけているが、後者は失敗作だとみなされている。事前調査によると、女性主人公を据えた『マダム・ウェブ』は、観客の46%を女性が占めているという。

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※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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