マーベル新作『マダム・ウェブ』、批評家から酷評の嵐「滑稽なほど酷い」

『マダム・ウェブ』写真: SONY PICTURES

マーベルの新作映画『マダム・ウェブ』(2月23日公開)は、ファンだけでなく批評家からも酷評を浴びることとなった。

ドラマ『ザ・ディフェンダーズ』のS・J・クラークソンが監督を務め、ダコタ・ジョンソン(『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』)を主演に迎えた本作。予知能力が覚醒した救急救命士が主人公で、『スパイダーマン』のスピンオフ作品となっている。

ジョンソン自身に対する批判は少ないものの、その他の要素は近年の“スーパーヒーロー映画疲れ”の最新の例として、こき下ろされている。MCU史上最低興収を記録した『マーベルズ』からわずか2か月で、『マダム・ウェブ』はその記録を更新するかもしれない。

The Hollywood Reporter: 「機械のようにぎこちない脚本で、新鮮味に欠ける紋切り型の作品…情報が少ないまま息つく暇なく展開していくため、自分で情報を補いながら観続けなければならない」

Rolling Stone: 「チェルノブイリ級の悲惨さで、始まりから終わりまで途方に暮れるくらい酷い。スーパーヒーロー映画界の映画版『キャッツ』。どの決断もまともじゃないし、どの演技も題材に合っていない。唯一の素晴らしい要素は、どこかの誰かが、これの公開にゴーサインを出したということだけだ…」

UPI: 「スーパーヒーロー映画の大失敗の最低を更新…少なくとも『キャットウーマン』や『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』は作り手が作品に自信を持っていた。けれど、本作はコミックの映像化作品としての合格最低基準を辛うじて満たした複製品のようだ」

USA Today: 「『モービウス』以来の最低なスーパーヒーロー映画」

Slashfilm: 「本作をスーパーヒーロー映画と呼ぶのに抵抗がある。むしろ“前・前日譚”のような作品。『マダム・ウェブ』は、彼女たちがいかに力を手に入れ、コスチュームに身を包むかという物語ではない。『いつか彼女たちがヒーローになるだろう』という保証のみしか描かれていない…おそらく本作は“スーパーヒーロー・ルネサンス”の最後の作品になるだろう。ルネサンスが完全に崩壊する前に、楽しむべし」

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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