デイヴィッド・テナント、英国アカデミー賞授賞式であの人をネタに
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日曜日にロンドンで開催された英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式の司会を務めたデイヴィッド・テナントのジョークが話題になっている。標的になったのはドナルド・トランプ大統領だ。
2年連続でセレモニーの司会として登場した、『ドクター・フー』(2005-2019)や『Inside Man』(2022)でお馴染みのスターは、冒頭のコメントの中で『ブルータリスト』(2024)について「信じられないほど素晴らしい建築の映画として、今年の映画の中で最も大胆な建築だ」と述べた一方、『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』(2024)でセバスチャン・スタンの演じたトランプ大統領の髪型をネタにした。
更にテナントは「ドナルド・トランプはまだ『アプレンティス』を見ていないそうですが、その理由は対象年齢が15歳以上だったからだそうですね。(子供向けチャンネルの)ニコロデオンでは放送できないから当然です」と語った上で、現大統領の名前に3回言及したことに触れながら「まるで『ビートルジュース』(『ビートルジュース2』が昨年公開)ですね。もしかしたらこれで彼を呼び寄せてしまったかもしれません」とジョークを飛ばし、その上で「悪役の話をしたついでに…」と続け、一同の笑いと拍手喝采を誘った。
今年の英国アカデミー賞では、エドワード・ベルガーが監督し、レイフ・ファインズとスタンリー・トゥッチが出演したロバート・ハリスの小説に基づく『教皇選挙』(本邦公開は3月20日)が最多となる12部門でノミネートされており、それに11部門でノミネートされた『エミリア・ペレス』(本邦公開は3月28日)、9部門でノミネートされた『ブルータリスト』(本邦公開は2月21日)が続く形だ。
また、リッチ・ペピアットは彼が監督したベルファストを拠点とするラップグループの電気的映画で6部門にノミネートされ、デビュー作でのノミネート数記録に並んだ。
また、『エミリア・ペレス』に主演したカルラ・ソフィア・ガスコンに関しては、過去の差別発言が物議を醸し出す中で彼女とNetflixとの間に軋轢が生じていることなども噂されているが、そのせいもあってか今回の英国アカデミー賞での彼女の受賞の見込みは完全に消えた形だ。
※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら
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