『エミリア・ペレス』仏版“オスカー”セザール賞で7冠

ゾーイ・サルダナ、『エミリア・ペレス』写真:PAGE 114 – WHY NOT PRODUCTIONS – PATHÉ FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - SAINT LAURENT PRODUCTIONS/Shanna Besson; Cannes Film Festival
ゾーイ・サルダナ、『エミリア・ペレス』写真:PAGE 114 – WHY NOT PRODUCTIONS – PATHÉ FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - SAINT LAURENT PRODUCTIONS/Shanna Besson; Cannes Film Festival
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ジャック・オーディアール監督のオスカー候補作『エミリア・ペレス』が、フランス版のアカデミー賞とされる第50回セザール賞で主要部門を席巻し、作品賞と監督賞を含む7冠を獲得した。

『エミリア・ペレス』は作品賞と監督賞に加え、脚色賞、音響賞、撮影賞、視覚効果賞、オリジナル音楽賞を受賞した。

同作で主演を務めたカルラ・ソフィア・ガスコンは、過去のSNSへの攻撃的な投稿が物議を醸したことにより騒動の渦中にあったが、パリでの授賞式に登場し、久々にスポットライトを浴びた。しかし、主演女優賞は逃し、ステファン・ドゥムースティエ監督の映画『Borgo(原題)』で女性刑務官を演じたアフシア・エルジが受賞した。

スペイン出身のガスコンは今月初め、母国の映画賞「ゴヤ賞」を欠席。Netflixは、オスカー主演女優賞にノミネートされた初のトランスジェンダー俳優であるガスコンを、『エミリア・ペレス』の米国でのオスカーキャンペーンから外していた。しかし、ガスコンは現地時間2日のアカデミー賞授賞式には出席する予定だ。

第50回セザール賞の会長を務めたのは、フランスの名優カトリーヌ・ドヌーヴ。ウクライナ国旗のバッジを胸に付けたドヌーヴは開幕宣言の際に、授賞式をウクライナに捧げることを表明した。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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