ディズニー、『モアナと伝説の海』の著作権侵害訴訟で勝訴

ディズニー映画『モアナと伝説の海』写真:Walt Disney Studios Motion Pictures/Courtesy Everett Collection
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米ディズニーは現地時間10日、アニメーション映画『モアナと伝説の海』をめぐる著作権侵害訴訟で勝訴した。
アニメーターのバック・ウッドール氏は今年1月に新たな訴訟を起こし、『モアナと伝説の海2』の公開に伴い、ディズニーが自身が脚本を務めた作品『Bucky and the Surfer Boy』のアイデアを盗用したと主張。同氏は以前から、10年以上前に自身の資料が親族によってディズニーの関係者に提供されたと訴えていたが、2020年に訴訟を起こした時点では、著作権侵害に関する3年間の時効のためディズニーを訴えることができなかった。
『モアナと伝説の海』と『Bucky and the Surfer Boy』はどちらも古代ポリネシアの村を背景としており、家族の反対を押し切って、十代の若者が危険な航海に出て故郷を救おうとする姿が描かれている。また、両作品とも祖先の精霊が動物として現れるという信仰のテーマを据えている。
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陪審員は、ディズニー側がウッドール氏の作品を鑑賞したことは一度もなかったと判断。『モアナと伝説の海』の監督兼原案のジョン・マスカー氏も、裁判でウッドール氏の作品を盗作したという主張を否定した。
マスカー監督は、映画のストーリーが自身が制作した他のディズニー映画の要素、例えば『リトル・マーメイド』、『アラジン』、『ヘラクレス』から借用したものであると強調。これらの作品は、十代の主人公が一連の挑戦を乗り越えて自分自身について重要な真実を発見するという内容となっている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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