Netflix、巨額自社株買いを発表 株価低迷で戦略転換
動画配信大手のNetflixは、総額250億ドル(約3.98兆円)にのぼる大規模な自社株買いプログラムを発表した。株価の低迷や業績見通しへの懸念が広がる中、投資家への信頼回復を狙った動きとみられる。
Netflix、自社株買いで株価対策へ
今回発表された自社株買いは、2024年に開始された既存プログラム(残り68億ドル/約1.08兆円)に追加される形となる。同社はこれまで、ワーナー・ブラザースの買収を模索する過程で株式の買い戻しを一時停止していたが、今月に入り再開の方針を明らかにしていた。
背景には、直近の決算発表後に株価が伸び悩んだことがある。料金値上げを実施したにもかかわらず、今後の業績見通しに対する投資家の不安が強まり、株価は完全には回復していない。
投資家の懸念と市場へのメッセージ
また同社は、パラマウントによる買収提案に対抗しなかったことで、28億ドル(約4,452億円)の違約金を受け取っている。しかし市場の関心は、過去の取引よりも将来的な成長性に向けられているのが実情だ。
今回の自社株買いは、経営陣および取締役会が現在の株価を「割安」と判断していることを示すシグナルとも受け止められる。株式の需給を引き締めることで株価を下支えし、市場の信頼を回復する狙いがある。
※1ドル159円で換算しています。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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