『スターシップ・トゥルーパーズ』再映画化、『第9地区』のニール・ブロムカンプが監督

ニール・ブロムカンプ監督が『スターシップ・トゥルーパーズ』を再映画化 写真:Juan Naharro Gimenez/Getty Images; Courtesy
スポンサーリンク
コロンビア・ピクチャーズが『スターシップ・トゥルーパーズ』を再映画化し、『第9地区』のニール・ブロムカンプが脚本・監督を務めることが分かった。今回の作品は、ロバート・A・ハインラインによる1959年のSF小説を原作とする新たな映画化作品となる。
ブロムカンプは本作でプロデューサーも兼任し、妻であり『第9地区』や2015年の『チャッピー』の共同脚本を手がけたテリー・タッチェルも共に製作を担当する。
1959年に出版された小説『スターシップ・トゥルーパーズ』は、地球と虫型エイリアンたちとの星間戦争を描いた作品であり、ジョニー・リコという軍人の成長を中心に据えている。ヒューゴー賞を受賞し、SF文学に大きな影響を与えた一方で、一部ではその内容をファシズム的と評する声もあった。
そして1997年には、『ロボコップ』や『トータル・リコール』などを手がけたポール・バーホーベン監督によって映画化。バーホーベンは、軍国主義的なプロパガンダや、フェティッシュな軍服デザイン、ナチスの影響を誇張した演出で強烈な風刺を織り交ぜた作品に仕上げた。
ブロムカンプ版はバーホーベンの映画のリメイクではなく、あくまで原作小説に立ち返ることを目指していると関係者は語っている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
【関連記事】
- 名作SF小説『ニューロマンサー』、Apple TV+でドラマ化決定
- 80年代のSF映画『第5惑星』リメイクへ ―『スター・トレック ピカード』製作者が脚本家に就任
- デイジー・リドリー主演の『スター・ウォーズ』新作映画、『オーシャンズ12』脚本家が就任
- 史上最高の反ファシズム映画20選…『紅の豚』、チャップリンのあの名作も
- 2025年に映画化予定の小説は?『ハウスメイド』や『第10客室の女』などベストセラー小説が映像化【前半】
スポンサーリンク