ガル・ガドットのハリウッド殿堂入り式典、イスラエル・ガザ紛争をめぐり小競り合いに発展

ガル・ガドット、現地時間3月18日 写真:Alberto E. Rodriguez/Getty Images for Disney
ガル・ガドット、現地時間3月18日 写真:Alberto E. Rodriguez/Getty Images for Disney
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現地時間18日、俳優のガル・ガドットのハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの授与式中に、イスラエル国旗が盗まれたことで抗議者間の小競り合いが発生した。

イスラエル出身のガドットは、ワンダーウーマン役でハリウッドのトップ俳優として躍進し、今回の式典で表彰された。今週末に公開される実写版『白雪姫』に出演するガドットは、イスラエル・ガザ紛争の中で母国を支持する立場を明確にしており、論争の的となっている。

当日には、ハリウッド大通りのエル・キャピタン付近で、紛争の両陣営の抗議者たちが声を上げるために集まった。米『TMZ』がオンラインに投稿した動画では、親パレスチナ派の抗議者と思われる人物が、イベントの参加者からイスラエル国旗を奪ったとされ、2人に追いかけられる様子が映っている。

映像からは、ある人物がハリウッド大通りを素早く走り、群衆の間をぬって2人に追われている姿が見える。数秒後、その人物は追跡者の1人に肩をつかまれ、脇に引き寄せられた。そして、数人の警官が現場に駆けつけ、関係者全員を壁に押しつけ始めた。「彼女に触るな」という叫び声が聞こえたが、その叫びが誰に向けられたものかは不明だ。

警察の広報担当者によると、逮捕者はおらず、小競り合いはイベントでの警官による「群衆整理」の一場面だったと語った。

ガドットはかつて、自分はイスラエル先住民であり、ホロコーストを生き延びた祖父がイスラエルに再定住したことについて語っている。また、俳優としてのキャリアを始める前は、兵役法に基づきイスラエル国防軍での義務兵役を終えている。

授与式では、ガドットはパティ・ジェンキンス監督と『ワイルド・スピード』シリーズの共演者ヴィン・ディーゼルによって紹介された。ガドットは当日、夫と4人の娘と共に式典に出席した。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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