ディズニー、新たな組織再編で数百人規模の追加人員削減 ピクサーなどに多大な影響
ディズニーの人員削減により、ピクサーやナショナル ジオグラフィックが大きな影響を受けた。
ディズニーの人員削減、ピクサーとナショジオが直撃
ウォルト・ディズニー・カンパニーが、今年初めから本格化した組織のスリム化を継続する形で、全社にわたり数百人規模の人員削減を実施している。
影響を受けるとみられるのは、一部のコーポレート部門、ESPN、ディズニー・エンターテインメント・テレビジョン(DET)、そして映画スタジオ部門だ。映画スタジオの中では最も削減幅が大きいのはピクサーとされ、DET内ではナショナル ジオグラフィックが最も大きな打撃を受けると、米『ザ・ハリウッド・リポーター』誌は把握している。
ピクサーは今年、オリジナル作品『私がビーバーになる時』と『トイ・ストーリー5』の2本を公開しており、後者は今年これまでで最大級のヒット作の一つとなっている。
ESPNは長年の看板アンカーも対象に
今回の削減には、ESPNの著名な番組出演者も含まれる。1993年から同局に在籍し、『スポーツセンター』に長年出演し『ベースボール・トゥナイト』の司会も務めてきたカール・レイベック、そして元NFL選手で10年以上にわたり同局のフットボール中継のアナリストを務めてきたライアン・クラークだ。
とはいえ、ESPNにおけるレイオフの大半は裏方スタッフであり、今年初めのNFLネットワーク買収に関連するものである。
「ここ数カ月で、買収したNFL関連の資産をESPNに統合する作業はかなり前進しました。そのプロセスを通じて、私たちのチームやリソース、組織体制を、将来に向けて最適な形にするためにしっかり時間をかけて見直してきたのです。その結果、人員への影響について難しい決断をいくつか下さざるを得なくなり、それを今日みんなに伝えることになります」——米『ザ・ハリウッド・リポーター』誌が入手した社員向けメモによれば、ESPN会長のジミー・ピタロは火曜朝、このように通達を行った。
「影響の大半は今回の買収に関わるものですが、社内の他の部署の仲間にも、今日ポジションが影響を受けることを伝えるつもりです。私たちは社員一人ひとりに思いやりと敬意をもって接し、この移行期を乗り越えていけるようサポートすることを約束します」
解雇の対象となる従業員には、火曜日の朝に通知が行われている。
「ワン・ディズニー」体制への再編、今年3度目のレイオフ
今回の削減は今年3度目のレイオフとなる。ジョシュ・ダマロCEOと上級幹部チームが、ダマロの導入を進める「ワン・ディズニー」体制を軸に会社を再編しているためだ。
1月には、ディズニーが全マーケティング部門をアサド・アヤズの下に統合し、その領域で一定の削減が生じた。続く4月には、ダマロが従業員に対してより大規模な組織再編を通知し、およそ1000人が影響を受けた。今回の削減は規模こそやや小さいものの、激しい技術変革のただ中で同社が組織体制の見直しを続けていることを改めて浮き彫りにしている。
今回の削減についてダマロがメモを送付したとは見られていないが、4月に送ったメモの中で自身の考えを次のように語っていた。
「ここ数カ月、私たちは社内のさまざまな部門でオペレーションを効率化する方法を探ってきました。ファンがディズニーに期待している、世界最高水準の創造性と革新性を届け続けるためです」とダマロはメモに記している。「業界の動きがこれだけ速い以上、明日のニーズに応えられる、より機動的でテクノロジーを活かした組織をどう育てるか、常に問い直し続ける必要があるのです」
本記事は、英語の記事から抄訳しました。
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