イーロン・マスクがツイッターの広告主としてディズニー、Appleに期待を寄せる 今後はHBOも参入か

イーロン・マスク 写真: ©JUSTIN SULLIVAN/GETTY IMAGES

ツイッターのCEOイーロン・マスク氏によると、次の四半期のキャッシュフローがプラスとなる見込みだという。これまで、広告主がプラットフォームを去るといった報道もあったが、7日のインタビューでマスク氏が明かした。

昨年のCEO就任以来、様々な紆余曲折を経験したマスク氏。プラットフォームの最終的な目標と併せて、自身の思いを語った。「金儲けのためにツイッターを買収したのではない。日々、本当に大変な思いをしている。決して楽しいことではないが、言論の自由の土台を強化しなければならない。私たちの未来のために」と述べた。

やがて、マスク氏が言論の自由について訴えると、ある困難に直面した。サイバー攻撃やヘイトスピーチを懸念した広告主が、次々とプラットフォームから降りてしまったそうだ。一方で、現在もなおディズニーAppleはツイッターにとって筆頭広告主であり続けている。各ブランドの安全性を重視しながらも「コンテンツをどこに表示するかは、広告主に委ねている。最も重要なのは、効果的で関連性の高い広告を打つことだ」とマスク氏は語った。

そして、今後ツイッターは広告について関連性を重視する意向を示した。現時点で、ツイッターには“収益がほとんどない”という。会社として、巨額の借金を抱え込んでいる状況を打破するためにも、広告の関連性を高めることで“収益の大幅な増加”を見込んでいるという。

会社の将来像を描く一方で、最近もツイッターはサイトエラーを起こすなど障害に見舞われている。マスク氏は「運営し続けるのは大変です。それに、非常に複雑なのでプラットフォームを進化させるのも難しい。でも、我々は変化を起こします。小さな変化が、やがて大きな破壊力をもつのです」と意気込んだ。

マスク氏の就任後、大量の人員削減も行われたツイッター社。世界随一の億万長者が掲げる最終目標は、ツイッターを利用して“X.com”というプラットフォームを作ることだ。人々は“X.com”を介して、お金を送金しあうことが可能になるという。「世界最大の金融機関になると踏んでいます」と語った。

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