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草間彌生氏が死去、97歳 “水玉”で世界を変えた前衛芸術家「亡くなる直前まで絵筆を手放さず」

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草間彌生氏が死去、97歳 “水玉”で世界を変えた前衛芸術家「亡くなる直前まで絵筆を手放さず」
草間彌生氏による体験型インスタレーション作品『Dots Obsession』の内部 写真:Bernard Weil/Toronto Star via Getty Images
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日本を代表する前衛芸術家・草間彌生氏が8月14日、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。97歳だった。草間氏の事務所が8月27日、訃報を公表した。

▼“水玉の女王”草間彌生氏が死去、最後まで創作を続けた生涯

草間彌生氏による『無限の鏡の間』
草間彌生氏による『無限の鏡の間』写真:Jordan Riefe

草間彌生氏の事務所は、声明で「美術を中心にパフォーマンス、小説、詩など多方面における前衛芸術家としての国際的な活動にすべてを捧げ、亡くなる直前まで絵筆を手放すことなく、愛による世界の救済という信念を貫き通した97歳の生涯でした」と伝えた。

草間氏は1929年、長野県松本市生まれ。英『BBC』によると、幼少期から経験した幻覚を創作へと昇華し、自らの世界観を他者に理解させるための手段として独創的な作品を生み出していった。

1965年に発表した「無限の鏡の間」は、鏡と光によって無限に続く空間を生み出す代表作となり、後のインスタレーション芸術にも大きな影響を与えた。

▼水玉、かぼちゃ、そして「無限」…世界的アイコンへ

草間彌生氏による『無限の鏡の間』
草間彌生氏による『無限の鏡の間』写真:Jordan Riefe

長年にわたり正当な評価を得られない時期を経験した一方、1993年のヴェネツィア・ビエンナーレで日本代表として個展を開催したことを契機に、国際的な評価は大きく変化。水玉やかぼちゃを象徴とする作品は世界各地で人気を博した。

国際的な評価を確立した草間氏は、2003年にフランス芸術文化勲章オフィシエ、2006年に旭日小綬章、2016年に文化勲章を受章。2017年には東京・新宿に草間彌生美術館を開館し、国内外から多くの来館者を集めている。

記事/和田 萌

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