トランプ大統領がマール・ア・ラゴの交通、ライフスタイルに与える影響
ドナルド・トランプの大統領当選後、フロリダ州パームビーチが大きな変貌を遂げている。マール・ア・ラゴを中心に、テック業界の大物やハリウッドの重鎮たちが続々と集結し、かつての静かな高級リゾート地は様変わりした。
会員権が100万ドルにまで跳ね上がったマール・ア・ラゴには、かつてトランプに批判的だったイーロン・マスク、ティム・クック、ジェフ・ベゾス、マーク・ザッカーバーグらが足を運び、ビル・ゲイツの来訪も予定されている。大晦日のパーティーでは、マスクとトランプが「Y.M.C.A.」に合わせて踊る場面も見られた。
地元住民には大きな影響も
この変化に地元住民は大きな影響を受けている。地元の人々は長い間、パームビーチの落ち着いた静けさを好ましく思っていたが、パンデミックの間、フロリダ州の緩いコロナ対策と低税率に惹かれてニューヨークや西海岸から裕福な人々が押し寄せ、その静けさが乱された。セキュリティ強化により、海沿いのA1A道路が通行止めとなり、町への移動に以前の4倍以上の時間がかかるようになった。不動産価格は過去最高を更新し、マスクは1億ドルのペントハウス購入を検討中という。
治安対策は厳重で、マール・ア・ラゴ付近の住民は車両検査や爆発物探知犬による検査を受けなければならない。隣接する会員制クラブは、マール・ア・ラゴの会員に駐車場を開放するよう求められ、ベンヤミン・ネタニヤフ前イスラエル首相らと砂浜を共有することを余儀なくされている。
パームビーチ商工会議所の会長兼最高経営責任者、ダグ・エバンズは「これは歴史的な瞬間で、経済や観光にとって良いことだ」と肯定的だ。一方で、長年の住民からは「パームビーチは二度と昔の静かな町には戻らない」との声も上がっている。スーパーマーケットの駐車場確保や学校の入学も困難になり、地元民の生活に大きな影響が出ている。
なお、高級リゾート地としての需要は依然として高く、マイアミから中東まで、世界中から新たな購入者が集まっているという。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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