F1レースでレゴ製トロフィーが登場!ノリスが母国で勝利を掴む【イギリスGP2025】

イドリス・エルバ 写真:SHIGA SPORTS JAPAN/Hersey Shiga Media
イドリス・エルバ 写真:SHIGA SPORTS JAPAN/Hersey Shiga Media
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7月6日(日)に行われたF1イギリスGPの表彰台では、上位3名のドライバーにレゴ(LEGO®︎)ブロックでつくられたトロフィーが授与された。伝統的なセレモニーに遊び心を加えたこの試みは、パドックで驚きと称賛を集めた。

この特徴的なトロフィーは、レゴとF1による複数年契約のパートナーシップの一環として制作された。レゴは過去にもマイアミGPで、ブロック製の実物大F1カーによるパレードを実施し話題となった。

F1イギリスGP2025で授与された、レゴブロック製のトロフィー 写真:Courtesy Stake Sauber
F1イギリスGP2025で授与された、レゴブロック製のトロフィー 写真:Courtesy Stake Sauber

75周年記念に登場したレゴブロック製トロフィー

今回のF1イギリスGPは、1950年にシルバーストンでF1世界選手権の初レースが開催されてから、75周年という節目の大会でもあった。その記念すべきレースにふさわしく、優勝者に贈られたトロフィーはロイヤル・オートモービル・クラブの金のトロフィーのレゴ版であった。

このレゴトロフィーは、2,717個のブロックでつくられており、高さ59㎝、重さは2㎏を超える。デンマークのレゴ施設で、7人の職人が210時間かけて制作したという。また、祝賀中に誤って分解しないよう、すべてのピースは接着されている。

若年層への訴求を狙うF1の新戦略

レゴとの提携は、F1が若い世代のファンや新たな層への訴求を強化する戦略の一つでもある。マテル社ホットウィール(ミニカーブランド)との契約に加え、2026年にはディズニーの「ミッキー&フレンズ」とのコラボレーションも予定されている。従来のモータースポーツファン層を超えた拡大を目指している。

セレブも集結、グリッドを彩る

また、今回のF1イギリスGPにも、熱心なレースファンだけでなく、映画・音楽・スポーツ界の著名人も多数集まった。トム・ホランドイドリス・エルバレティーシャ・ライト、映画『F1/エフワン』出演のダムソン・イドリスオリヴィア・ワイルドハンナ・ワディンガムらがその姿を見せ、霧雨の中でもイベントの雰囲気を楽しんでいた。

ノリスが母国で優勝

レース本戦では、マクラーレンランド・ノリスが圧倒的な走りで地元ファンを熱狂させた。オスカー・ピアストリも2位に入り、マクラーレンが1-2フィニッシュを達成した。さらに、239回目のGP出走を迎えたニコ・ヒュルケンベルグは、ついに待望の初表彰台を獲得。レゴブロック製トロフィーを掲げ、スタンドからの温かい拍手を受けた。

レッドブルに苦難の週末 角田は15位

一方で、レッドブル・レーシングにとっては厳しい週末となった。ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンは、序盤のアクシデントにより10位まで順位を落とすも、最終的には5位でレースを終えた。チームメイトの角田裕毅は、厳しいコンディションに苦しみ、11番手スタートから15位完走。完走者中の最下位という悔しい結果となった。

F1イギリスGP2025より、レッドブル・レーシングの角田裕毅 写真: Hersey Shiga
F1イギリスGP2025より、レッドブル・レーシングの角田裕毅 写真: SHIGA SPORTS JAPAN/Hersey Shiga Media

レッドブルは、ドライコンディションに合わせたアグレッシブなセットアップを採用していた。しかし、雨が激しくなるにつれ、両ドライバーともマシンの扱いに苦戦することとなった。チーム関係者は「雨天への対応が十分でなかった」と認めている。角田は、今季のマシン「RB21」の扱いに苦戦しながらも、上位入賞を目指して模索を続けている。次戦ベルギーGPでの巻き返しに期待がかかる。

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