ヘレン・ミレン(80)、最新作『木曜殺人クラブ』でまだまだ現役宣言!多忙な日々と新たな挑戦を語る【インタビュー】

ニューヨークで行われた『木曜殺人クラブ』プレミア上映に出席したヘレン・ミレン Dimitrios Kambouris/Getty Images for Netflix
ニューヨークで行われた『木曜殺人クラブ』プレミア上映に出席したヘレン・ミレン Dimitrios Kambouris/Getty Images for Netflix
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80歳のヘレン・ミレンは、この1年で『モブランド』『木曜殺人クラブ』『1923』シーズン2といったテレビドラマに出演したほか、映画『Switzerland(原題)』や『Goodbye June(原題)』など複数の撮影をこなし、多忙を極めている。最新出演作『木曜殺人クラブ』プロモーション中のミレンは、8月14日(木)に米『ハリウッド・リポーター』の取材に応じた。

「時にはいくつものプロジェクトが重なり、山積みになってしまうことがある。合間の時間はほとんどないけれど、実はそれがメリットでもある。仕事が始まると5~6ヶ月間はずっと仕事モードで過ごす。それぞれ個性的なプロジェクトばかりで、すべてがとても興味深くて楽しかった」とミレンは明かした。

『木曜殺人クラブ』はリチャード・オスマンのベストセラー小説を原作とし、クリス・コロンバスが監督を務めたミステリー作品。仕事をリタイアしたエリザベス(演:ミレン)、ロン(演:ピアース・ブロスナン)、イブラヒム(演:ベン・キングズレー)、ジョイス(演:セリア・イムリー)の4人は趣味で未解決事件を調査していたが、本物の殺人事件に巻き込まれ事態は一変する。

ミレンとブロスナンはギャング映画『長く熱い週末』(1980年)で初共演した後、Paramount+のヒットドラマ『モブランド』(2025年)で夫婦役を演じ、本作が3度目の共演となる。

ブロスナンはミレンを「名高い女優」と評したうえで、「彼女は美しく、人間味があり、繊細で、リアルかつセクシーで、楽しい人だ。女性として、そして共演者として求めるすべての要素を兼ね備えている。彼女とはすぐに意気投合した」と米『ハリウッド・リポーター』に語った。

また、ミレンもブロスナンへの敬意を表した。「ピアースは本当に素敵で大好き。あんなに素晴らしいキャリアがあって成功を遂げた人が、こんなに良い人だなんて驚きよ。私たち2人はどちらも黙々と仕事に取り組むタイプで、彼との仕事は本当に楽しかった。この1年はハリソン・フォード(『1923』で共演)やピアースに出会えて、幸運な年だった」

Helen Mirren as Cara Dutton and Harrison Ford as Jacob Dutton in season 2, episode 1 of '1923'
『1923』よりヘレン・ミレンとハリソン・フォード 写真:Trae Patton/Paramount+

ミレンとブロスナンは『モブランド』シーズン2でも共演予定で、トム・ハーディも出演する。ミレンによると、同作は「おそらく今年10月末には撮影が始まる」という。

ミレンが引退するつもりはなく、活動のペースを緩める気配もない。しかし、「誤解しないでほしいのだけど、仕事をしない時間も大好き。特に今はじゅうぶん仕事をやりきったと感じている」とミレンは笑顔で語った。一方で「もしやりたい作品があって、精神的・肉体的に可能だったらやるつもり」とも答えている。現在ミレンは「斬新で面白い演劇作品」を作りたいという。

『木曜殺人クラブ』はNetflixで8月28日から配信される。

『木曜殺人クラブ』プレミア上映にて Dimitrios Kambouris/Getty Images for Netflix
『木曜殺人クラブ』プレミア上映にて Dimitrios Kambouris/Getty Images for Netflix

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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