菅野美穂『近畿地方のある場所について』に驚き「私にも気づかない仕掛けがあった」
人気ミステリー小説を実写映画化した『近畿地方のある場所について』のプレミア試写会が29日、都内で行われ、ダブル主演の菅野美穂と赤楚衛二が出席した。
原作は2023年1月にウェブ小説サイト「カクヨム」に第1話が投稿されると、「その場所は実在するのか?」、「本当に虚構のストーリー?」などSNSでの考察合戦が繰り広げられ、累計2200万超えのPVを記録。同年8月に単行本化されると、35万部を超えるベストセラーとなった。
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映画では、行方不明になったオカルト雑誌の編集者を探すライターと同僚編集部員が、さまざまな怪現象に見舞われながら「ある場所」に導かれていく恐怖を描く。この日の観客は試写会前にアイマスクを着けた状態でミステリーバスツアーを行い、菅野と赤楚もこっそり参加した。
上映前、2人が客席に座り観客がアイマスクを外した途端、会場は一斉にどよめく。サプライズ演出の成功に、菅野は「ツアーは物凄く怖くて、怖すぎてワロタっていうくらい。本当にスペシャルで、映画の世界観を膨らませてくれていい思い出になればいいな」と笑顔を話した。
- 菅野美穂 ©︎The Hollywood Reporter Japan
- 赤楚衛二 ©︎The Hollywood Reporter
映画については、「怖いですが、どんどん画面に引き込まれていく。小説では伏せ字になっているところも映像では違っていて、私でも気づかない仕掛けがあった」と感想。「身近な怖さがあって、見終わった後は自分の生活、日常が良かったと思える、そのくらい遠くに連れていってくれます」と自信の笑みを浮かべた。
赤楚は「どこに連れて行ってくれるのかという不思議な映画。アトラクションのような感覚で楽しんで」と同調。そして、「怖さにもいろいろな種類があって、一つのジャンルではくくれないいろいろな楽しみ方ができる。ツアーの後なので、“怖疲れ”しないで」と指南した。
『近畿地方のある場所について』は、8月8日に全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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