『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のスコセッシ監督、主演ディカプリオが繰り出すアドリブにイライラ

マーティン・スコセッシ、レオナルド・ディカプリオ 写真: ©KEVIN WINTER/GETTY IMAGES FOR CINEMACON

マーティン・スコセッシ監督が、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』撮影中にレオナルド・ディカプリオが“際限なく”アドリブを続け、自身とロバート・デ・ニーロを苛立たせたと明かした。

19日、「ザ・テレグラフ」で公開されたインタビューで、スコセッシは最新作でのディカプリオとのコラボについて振り返った。同作は、1920年代に実際に起きたオセージ族殺害事件に基づいている。

スコセッシによると、ディカプリオはアドリブを際限なく繰り出す一方で、“ボブ(デ・ニーロ)は話したがらなかった”ため、2人は正反対のアプローチを行っていたという。

次第に、スコセッシとデ・ニーロは頻繁なアドリブにうんざりしていったようだ。「時々、ボブと目を見合わせて、少しあきれていました。彼には“そのセリフは必要ないんじゃないかな”と伝えたりもしましたね」

映画で、ディカプリオはデ・ニーロ演じるウィリアムの甥・アーネストに扮し、オセージ族の土地に眠る石油を盗もうと画策している。

ディカプリオはこれまで、『タイタニック』、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』といった大作でもアドリブを行ってきたとされている。

今週初めには、「アイリッシュ・タイムズ」に対し、「キラーズ~」の脚本をエリック・ロスとともに2年間執筆した後、ディカプリオが変更を提案してきたと明かしたスコセッシ。当初の脚本は、“殺人事件の捜査に来た捜査官の視点から”語られていたという。

「“この物語の核心は?”とレオに言われました。私はオセージ族の人々と対面し、食事をして“物語はここにある”と悟りました。本当の物語を捜査官という外部の人間から語らずとも、オクラホマの内部から語ろうと感じたのです」

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』は現在、劇場公開中。

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

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