マドンナ新作にカンバーバッチ、ジュリア・ガーナーら集結 『Confessions II』映像を初披露
マドンナが6日(現地時間)、ニューヨークで開催中のトライベッカ映画祭に登場し、7月3日にリリース予定のニューアルバム『Confessions II』に連動するビジュアル作品を初披露した。会場となったビーコン・シアターには多くのファンが詰めかけ、上映中は歓声が絶えなかった。
今回公開された映像作品は10分を超える短編で、『Confessions II』収録曲のうち最初の6曲をもとに構成。マドンナが謎の女性部隊に追われながら、アパート、森、ナイトクラブなどを巡る幻想的なストーリーが描かれる。
マドンナ、豪華キャストが集結した新作ビジュアル作品
映像はデヴィッド・トロとソロモン・チェイスによるクリエイティブユニット「TORSO」が監督を務めた。作品にはベネディクト・カンバーバッチ、ケイト・モス、グウェンドリン・クリスティー、リチャード・E・グラント、アーチー・マデクウィ、サブリナ・カーペンターらが出演。さらに、娘のルルド・レオンもカメオ出演を果たしている。
注目を集めたのは、ドラマ『オザークへようこそ』などで知られるジュリア・ガーナーの出演だ。ガーナーはクラブのシーンに短時間登場し、マドンナとの共演を実現させた。
ガーナーは、長らく企画が進められているマドンナの伝記映画で、マドンナ役の最有力候補として報じられてきた。プロジェクトは2023年に一度ユニバーサルによって棚上げされたものの、ガーナーは昨年、「企画はまだ進行しているはず」と語っていた。
「映画は私の人生を変えた」
上映後にはマドンナ、TORSOの2人、そして司会を務めたアンダーソン・クーパーによるQ&Aセッションも行われた。
マドンナは、『Confessions II』の制作を約1年半前から進めていたことを明かし、当初は映画制作の準備期間中にダンスアルバムを制作しようと考えたことがきっかけだったと説明した。その後、長年のマネージャーであるガイ・オセアリーの提案を受け、アルバムに合わせた短編映像の制作を決断したという。
「私の人生は映画によって大きな影響を受けてきた」と語ったマドンナは、「ビデオよりも映画という形式の方が魅力的だった」と制作意図を説明した。
また監督陣については、歌詞を聴きながら浮かんだイメージを映像化したと明かしている。マドンナは劇中の印象的な森のシーンについて触れ、「あのレーザー演出は彼らのアイデアだった」と笑いながら振り返った。
スマートフォン文化にも言及
イベントでは、来場者全員が上映中にスマートフォンを使用できない専用ポーチへ端末を収納する措置が取られた。
マドンナはこの方針を支持し、「携帯電話は人と人との間を隔ててしまう」と持論を展開。「人々は体験そのものよりも、記録することに夢中になっている」と語った。
さらに今年のコーチェラでサブリナ・カーペンターと共演した際も、観客の多くがスマートフォンを掲げていたことに触れ、「誰とも目を合わせることができなかった」と振り返っている。
ツアー開催については明言せず
マドンナは前日、ニューヨークのタイムズスクエアで約5万人の観客を前にサプライズライブを開催し、新曲「Love Sensation」を披露したばかり。
Q&Aでは『Confessions II』に伴うツアー開催の可能性についても質問が飛んだが、マドンナは肯定も否定もせず、「同じことを繰り返したくない」とコメント。倉庫でレイヴイベントを行うような新しい形態への興味を示した一方、ラスベガスでの長期公演案については否定的な見解を示した。
Q&Aの最後に今後の予定について問われると、「95歳になる父の誕生日を祝うため、ハンプトンズへ向かう」と明かし、会場を後にした。
『Confessions II』のビジュアル作品は米東部時間6月8日にYouTubeで公開予定。アルバム本編は7月3日にリリースされる。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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