ワーナー・ジャパン最後の配給作品『ウィンドブレイカー』舞台挨拶、水上恒司「一つ芯の通った作品になった」
世界累計1000万部を突破した人気漫画を実写映画化した『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』の公開記念舞台挨拶が6日、東京・丸の内ピカデリーで行われた。
主演の水上恒司をはじめ木戸大聖、八木莉可子、綱啓永、BE:FIRSTのJUNON、濱尾ノリタカ、上杉柊平と萩原健太郎監督が登壇。水上は、「1人でも多くの人に見てほしいと常に思っているが、今作は僕にとっての最新作。大変なアクションや撮影もたくさんあったので、俳優部、スタッフの努力が少しでも報われればと思う」と言葉に力を込めた。

不良の巣窟と言われる高校に乗り込んだ一匹狼が、街を守るという使命の下で絆を深め、対立する高校と激しい戦いを繰り広げる物語。Netflixが、米ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収で合意したことが報じられたばかりだが、ワーナー・ブラザース・ジャパンは配給部門の解体が決まっており、同社にとって本作が最後の公開作品となる。
水上は「往年のヤンキー作品とは一味違う、令和の作品を作るのが狙いだった。一つ芯の通った作品になったからこそ、皆さんの力をお借りしたい」とアピール。木戸は、「初日に見た方もたくさんいて、僕が意識していなかった部分に気づいてくれて、その着眼点が面白くてうれしい」と話した。

紅一点の八木は、「懐の深い、めちゃくちゃ格好良いヒロインで、監督とお話しして皆が真剣に悩んでいる時もフラットでいようと注意しながら演じました」と笑顔。俳優デビュー作で、BE:FIRSTの主題歌「Stay Strong」の歌詞も手掛けたJUNONは「本質を言えたらいいなと思いながら書きました。リリックビデオも公開されましたが、格好良くてうれしい気持ちになりました」と誇らしげに語った。
水上が撮影中に感じていたことや行動に関するクイズが2問出題されたが、約3カ月のロケを共にした共演の6人は1人も正解することができないまさかの結果に。水上は座長として、「僕のことが分かっていないなあ」とグチることしきりだった。

取材・記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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