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佐々木蔵之介「大森監督のバトンを繋げられた」 映画『幕末ヒポクラテスたち』完成披露舞台挨拶レポート

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映画『幕末ヒポクラテスたち』完成披露舞台挨拶にて
(左から)藤野涼子、佐々木蔵之介、内藤剛志、藤原季節 ©「幕末ヒポクラテスたち」製作委員会
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幕末の京都を舞台に、医師たちの信念と葛藤を描く医療時代劇『幕末ヒポクラテスたち』が、2026年5月8日(金)より全国公開される。

本作は、2022年に他界した名匠・大森一樹監督が生前に温めていた企画を、弟子である緒方明監督が引き継いで完成させた注目作だ。完成披露舞台挨拶では、主演の佐々木蔵之介をはじめキャスト陣が登壇し、作品への想いを語った。

映画『幕末ヒポクラテスたち』
映画『幕末ヒポクラテスたち』 ポスター ©「幕末ヒポクラテスたち」製作委員会

佐々木蔵之介主演『幕末ヒポクラテスたち』とは

幕末の京都を舞台に、漢方医と蘭方医がそれぞれの信念を胸に命と向き合う姿を描いた人間ドラマ。

主人公・大倉太吉(演:佐々木蔵之介)は、貧しい人々からは診察代を取らない型破りな蘭方医。一方、“どんな病も葛根湯”と信じる漢方医・玄斎(内藤剛志)とは対立しながらも、互いに医師としての使命を貫いていく。

さらに、命を救われた青年・新左(演:藤原季節)との出会いが、彼らの人生を大きく変えていく——。

激動の時代を背景に、「命とは何か」を問いかける骨太な物語が展開される。

映画『幕末ヒポクラテスたち』
佐々木蔵之介 ©「幕末ヒポクラテスたち」製作委員会

大森一樹監督の“最後の企画”を弟子が完成

本作の原案は、1960年公開の映画『ふんどし医者』。

大森一樹監督が長年温めてきた企画だったが、撮影準備中の2022年に急逝。一度は実現が危ぶまれたものの、助監督を務めた緒方明(『独立少年合唱団』(2000)、『いつか読書する日』(2005))が遺志を引き継ぎ、映画は完成へと至った。

京都府立医科大学の協力のもと制作され、同大学150周年記念作品としての側面も持つ。

まさに“バトンを繋ぐ”形で生まれた作品といえる。

映画『いつか読書する日』
『いつか読書する日』 画像:Prime Video

『いつか読書する日』(2005)

プライム会員¥0

実力派キャストが集結

主演の佐々木蔵之介を筆頭に、豪華キャストが顔を揃えた。

玄斎役に内藤剛志、新左役に藤原季節、新左の妹役に藤野涼子。さらに、真木よう子、柄本明といった実力派俳優が脇を固める。

ナレーションは室井滋が担当し、作品に深みを加えている。

映画『幕末ヒポクラテスたち』より
荒川玄斎(演:内藤剛志)、大倉太吉(演:佐々木蔵之介) ©「幕末ヒポクラテスたち」製作委員会

完成披露舞台挨拶レポート|会場は笑いと感動に包まれる

4月5日、新宿ピカデリーにて完成披露舞台挨拶が開催された。

上映直後に登壇した佐々木蔵之介は、「一昨年の冬に撮影した作品を、今日初めて皆さんに観ていただいています。本当にドキドキしています」と率直な心境を吐露。

その緊張を和らげるように、内藤剛志が観客に「面白かったですか!?」と呼びかけると、会場は大きな拍手と笑いに包まれた。

「断る理由がなかった」キャスト陣の強い想い

オファーを受けた理由について、佐々木は「京都出身の自分にとって、この作品は特別。迷わず引き受けた」と語る。

藤原季節も「役が面白すぎて断る理由がなかった」と即答。藤野涼子は「医療に向き合う人々の思いに惹かれた」と振り返った。

また、内藤剛志は「“何があっても人を助ける”というテーマは、大森監督の作品と共通している」と語り、作品の精神性を強調した。

映画『幕末ヒポクラテスたち』より
大倉太吉(演:佐々木蔵之介) ©「幕末ヒポクラテスたち」製作委員会

現場エピソードで爆笑の連続

撮影は主に東映京都撮影所で行われた。

藤原は「内藤さんが現場に来ると、エキストラの方々が拍手で迎える」と明かし、会場を驚かせる。

これに対し内藤は「芝居は楽しくやるもの!」と持論を展開。さらに、衣装替えの遅さを佐々木に暴露されるなど、軽快なやり取りで会場は終始笑いに包まれた。

『ヒポクラテスたち』 画像:Prime Video

『ヒポクラテスたち』(1980年)

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世代ギャップトークで再び会場沸騰

イベントでは“世代ギャップ”をテーマにしたトークも展開。

佐々木が「台本は紙かデータか」と話題を振ると、アナログ派の内藤に対し「実は僕、データ派です」と告白。

内藤が「絶交だ!」とツッコミを入れると、会場は再び大爆笑となった。

映画『幕末ヒポクラテスたち』完成披露舞台挨拶にて
佐々木蔵之介、内藤剛志 ©「幕末ヒポクラテスたち」製作委員会

佐々木蔵之介「バトンを次の世代へ」

イベントの締めくくりで佐々木は、作品に込めた想いをこう語った。

「“人生は短し、術は長し”という言葉があります。大森監督の遺志というバトンを、次の世代へ繋ぐことができた作品です」

その言葉どおり、本作は過去から未来へと想いを繋ぐ一作となっている。

『幕末ヒポクラテスたち』作品情報

<あらすじ>

幕末、京都のはずれの村。大倉太吉は、貧しい者からは診察代をとらず、大胆で爽快、好奇心旺盛な蘭方医。”どんな病も葛根湯”の漢方医・玄斎とは、ディスり合いが日課の犬猿の仲。そんなある日、気性の荒い青年・新左を手術で救ったことから、太吉と新左の人生が変わっていく。やがて村の危機に直面するなか、奮闘する太吉らが見出す明日とは――。

映画『幕末ヒポクラテスたち』本予告〈5月8日全国ロードショー〉

出演:佐々木蔵之介、藤原季節、藤野涼子、室井滋(ナレーション)、真木よう子、柄本明、内藤剛志、川島鈴遥、堀家一希、諏訪太朗、阿南健治、栗原英雄、吉岡睦雄、斉藤陽一郎 

監督:緒方明
製作総指揮:大森一樹、浮村理
企画:夜久均
原案:映画「ふんどし医者」©1960 TOHO CO., LTD. 
脚本:西岡琢也 プロデューサー:森重晃、菊地陽介 
制作プロダクション:ファーストウッド・エンタテインメント/ステューディオスリー/レプロエンタテインメント 協力:東映京都撮影所
配給:ギャガ 
©「幕末ヒポクラテスたち」製作委員会
2025/日本/カラー/1:1.85/5.1ch/103分/映倫:G

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