櫻坂46・藤吉夏鈴、初主演映画『新米記者トロッ子』公開に笑顔「凄く幸せです」

(左から)綱啓永、久間田琳加、藤吉夏鈴、髙石あかり、中井友望、小林啓一監督
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櫻坂46の藤吉夏鈴が、映画初出演で主演に抜てきされた『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』の公開記念舞台挨拶が10日、東京・テアトル新宿で行われた。藤吉は共演の髙石あかり、久間田琳加、中井友望、綱啓永、小林啓一監督とともに登壇。「1年くらい前に撮った作品が世の中に出ていくのは不思議な気持ちですが、多くの方に見ていただけて凄く幸せです」と笑顔をはじけさせた。

主演、櫻坂46の藤吉夏鈴

大学生が講義の課題で提出した企画書が原案になった異色の作品。新聞部に入部した女子高校生が、教師らのスキャンダルを追っていくうちに学園全体を覆う闇に立ち向かうことになる青春群像エンタテインメントだ。

藤吉は、「撮影中は初めてのことが多く、暗い部屋の中にいる感覚でしたが、時間がたって振り返ると、感じたことのない貴重な時間でした」と感慨深げ。新聞部部長役の髙石との別れのシーンが印象深かったと明かし、「自分でもどういう感情か分からなかったけれど、涙が出そうになるくらい心が動かされた瞬間でした」と振り返った。

髙石も、「役としてだけではなく、私と藤吉さんの関係性が積み重なって、言葉では言い表せない空気感があった。私たちの間合いでセリフを発し、目を合わせて互いに感じ取っていく、今思い出しても鳥肌が立つよう」と呼応。「監督からは引っ張る存在と言われたけれど、純粋にお芝居を楽しみたいという思いをくみ取ってくださった」と感謝した。

藤吉夏鈴(左)髙石あかり(右)

『恋は光』(2022)など若手女優の演出に定評がある小林監督は、「(藤吉と)心中するつもりでやっていたし、皆と相談しながら一生懸命作った。忌憚(きたん)のない意見を拡げてほしい。できれば称賛98%で」と冗談交じりにリクエスト。藤吉は、「監督はずっと隣にいて向き合ってくださった。もし良かったら、もう一度くらい見ていただけるとうれしいです」と控えめに呼びかけた。

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取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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