F1アブダビGP、ヘムズワーズ兄弟が観戦、ルイス・ハミルトンがF1映画の最新情報をアップデート
2023年最終戦として開催されたF1のアブダビGP。レースイベントであるだけでなく、ハリウッドや音楽界、スポーツ界から名だたるAリストのスターが集まるVIPエンターテインメントでもある。
F1カレンダーの締めくくりであるアブダビGPはモータースポーツ界のファーストクラスであり、世界王者を決定する最も重要なGPとも言える。大富豪と著名人の間でも、この美しいヤス・マリーナ・サーキット開催されるアブダビGPは人気な日程の一つだ。
今年も例外ではなく、ハリウッドスターやファッションモデル、スポーツアスリートたちがレッドブルとマックス・フェルスタッペンのチャンピオンシップや、メルセデスのルイス・ハミルトンの3位入りを祝いに登場。ヤス・マリーナのF1パドッククラブのラグジュアリーを楽しんだ模様だ。
F1とハリウッド
やはり、世界トップクラスのセレブリティからの注目も集めるF1界のスターといえばルイス・ハミルトン。彼との長い交友関係がある元世界的トップモデルのナオミ・キャンベルもゲストとして登場した。
さらに、ハミルトンが快く出迎えたのは、マーベルシリーズでマイティー・ソーを演じるクリス・ヘムズワーズとリアム・ヘムズワーズ兄弟。クリスはF1をテーマにした映画『ラッシュ』でジェームズ・ハントを演じており、モータースポーツの世界には既にお馴染みだ。
今週末、ルイス・ハミルトンは、ジェリー・ブラッカイマー監督、ブラッド・ピット主演の現在制作中のF1映画について情報のアップデートをしていた模様だ。ハミルトンによると、全米俳優組合ストライキの影響により映画の撮影が大幅に遅れていて、ラスベガスGPのシーンは来年に撮影が持ち越される予定だそうだ。このことを踏まえると、映画の公開は早くても2025年後半になるだろう。ハミルトンがメルセデスとの契約を、F1史上最高額の1億9600万ドル(約290億円)で2025年まで延長したので、これは映画のクルーや彼自身にとって大きな問題ではない。
ハリウッドからはヘムズワーズ兄弟の他にも、オーランド・ブルームや、インド出身のセンセーション、プリヤンカー・チョープラー、そして日本人ドライバーの角田裕毅の応援に駆け付けたジェイソン・ステイサムなど、数々の著名人が見受けられた。
世界最高峰のエンターテインメントイベント
ハリウッドスターのみならず、レース後のセンターステージには世界トップの音楽アーティストが集結。カントリーの女王シャナイア・トウェインやクリス・ブラウン、フー・ファイターなど、ビッグネームのアーティストたちが音楽のパフォーマンスでサーキット全体を盛り上げた。ブラック・アイド・ピーズのwill.i.amもこの週にアブダビでの公演を予定。アブダビGPは、ヤス・マリーナに集まったF1ファンにとって忘れられない週末になったことは間違いない。
スポーツ界からは元テニスプロのマリア・シャラポワが友達であるナオミ・キャンベル、そしてキャンベルの元恋人であるF1レジェンドのフラビオ・ブリアトーレと共に登場した。
トップクラスのサッカー選手、ロナウドやファビオ・カンナヴァーロ、ジャローム・ボアテング、ケビン・デ・ブライネやポグバ、パトリス・エヴラ、セルヒオ・アグエロなども一挙に集結した。
F1はスポーツイベントとしてだけでなく、多くの著名人に注目される世界屈指のエンターテインメントとなりつつある。昨今、その世界的人気ぶりは、サーキットをまるでランウェイのように華やかにしている。2023年シーズンをアブダビで終えたF1だが、ファンとセレブたちは既に2024年シーズン、世界中で開催される24のレースを楽しみにしていることだろう。
取材・David Schneider
翻訳:山口 京香
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