何度も映画化される『白雪姫』 2012年には白雪姫同士が対決

2012年公開『白雪姫と鏡の女王』(左から)ジュリア・ロバーツ、リリー・コリンズ、監督のターセム・シン 写真:Jan Thijs/Relativity Media/Courtesy Everett Collection
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ディズニーの実写版『白雪姫』がレイチェル・ゼグラーとガル・ガドット主演で公開されたが、過去にもこの物語は何度も映画化されている。2012年にはターセム・シン監督の『白雪姫と鏡の女王』とユニバーサルによる『スノーホワイト』が公開され、白雪姫を題材にした映画が競合した。

『白雪姫と鏡の女王』は、おとぎ話の実写化ブームの中で公開され、『スノーホワイト』も2か月後に公開された。

シン監督は、「彼らのような巨額の予算や宣伝力はないから、とにかく先に公開しなければならなかった」と『白雪姫と鏡の女王』が『スノーホワイト』よりも先に公開するようプレッシャーを感じていたことを明かしている。

当初は(原題が)『Snow White』というタイトルだったが、ユニバーサルの映画『スノーホワイト』との競合を避けるため、変更を余儀なくされた。監督は、「タイトルの変更で1億5000万ドルを失った」と悔しさをにじませた。

最終的に、世界興行収入は『白雪姫と鏡の女王』が1億8300万ドルを記録し、『スノーホワイト』が3億9600万ドルを記録した。

シン監督は、白雪姫の映画化が繰り返されることに驚いていない。「新しい世代は、親世代の白雪姫ではなく、自分たちの白雪姫を求めるものだ」と語っている。このように、時代が変わるごとに異なる解釈やアプローチが求められ、物語は新たな形で生まれ続けるだろう。

そのため、今後も白雪姫を題材にした映画は、視点や表現方法を変えながら登場し、これからも多くの映画ファンを魅了し続けるに違いない。

※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

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