トム・クルーズの衝撃スタント12連発 命知らずの挑戦!ビルジャンプ、スピードフライング…『M:I』シリーズほか

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俳優のトム・クルーズは、キャリアを通じて挑戦し続ける姿勢を決して崩していない。特に1986年の『トップガン』以降、自身の身体と演技の限界を押し広げてきた。『ミッション:インポッシブル』シリーズや『ラスト サムライ』、『アウトロー』など、代表作のほとんどで自らスタントをこなしている。
クルーズ自身は、以前テレビ番組で「演技をするということは、肉体的にも精神的にも、自分の持てるすべてをキャラクターに注ぎ込むことだと思う」と説明している。「僕にはスタントをやれる力があって、30年間そのためのトレーニングを積んできた。だからこそ、普段ならカメラを置けないような場所でも撮影ができるんだ」
ここからは、米『ハリウッド・リポーター』が選んだ、クルーズがこれまでのキャリアで挑んだ最も過激で命知らずなスタントの数々を紹介する。
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■『ミッション:インポッシブル』の水槽シーン
1996年公開のシリーズ第1作『ミッション:インポッシブル』において、クルーズは水槽を使ったあるシーンで一切スタントマンに交代しなかったと伝えられている。このシーンでは、クルーズ演じるイーサン・ハントが逃走を図るために、床から天井まで届く巨大な水槽を爆破。その威力は凄まじく、別の人物がガラスパネルを突き破って吹き飛ばされるほどだったが、クルーズ自身は16ガロン(約60リットル)の水が迫るなか走り抜けた。
■『ミッション:インポッシブル2』ロッククライミングのシーン
ジョン・ウー監督による2000年公開の『ミッション:インポッシブル2』のオープニングシーンでは、クルーズが巨大な岩をよじ登り、断崖絶壁からぶら下がる姿が映し出される。撮影中、クルーズは衝撃を和らげるための安全ケーブル1本のみを装着していたと言われており、その危険さからウー監督はシーンを通してずっと冷や汗をかき続けていたという。
■『トップガン』パラシュートのシーン
1986年公開の『トップガン』で、クルーズ演じるマーヴェリックとグース(アンソニー・エドワーズ)が戦闘機から射出され、海にパラシュート降下するシーンは、当初の計画通りにはいかなかった。撮影中、クルーズが海からグースの体を引き上げようとした際、パラシュートに水が溜まり始め、クルーズ自身も沈みかけた。出演者のバリー・タブによると、早めに気づいて救助されなければ、クルーズは溺れて命を落としていた可能性があったという。
■『ラスト サムライ』殺陣のシーン
2003年公開の『ラスト サムライ』。馬に乗ったネイサン(クルーズ)と氏尾(真田広之)による戦闘シーンの撮影では本来ならば、真田がクルーズに向かって本物の日本刀を振るう前に、クルーズの馬が停止するはずだった。しかし馬が止まらず、真田の剣がクルーズの首にわずか2.5センチまで迫る事態となったが、真田がとっさに剣を引き戻し、接触を回避したと報じられている。
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■『コラテラル』車の衝突シーン
2004年公開の『コラテラル』で共演したジェイミー・フォックスは、撮影中にクルーズを「殺しかけた」と語っている。チェイスシーンの最中、フォックスが勢いよくタクシーのアクセルを踏み込んだ結果、クルーズの乗るベンツに真正面から突っ込み、車体が浮き上がってセットの外へ飛び出してしまったという。クルーズは「車内で体があちこちに投げ飛ばされ、天井に頭を打ちつけて、地面に転がり落ちた」と振り返っている。
■『オール・ユー・ニード・イズ・キル』車の衝突シーン
2014年公開の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』で共演したエミリー・ブラントによると、クルーズを助手席に乗せた状態で「高速で運転して急カーブを切る」というスタントで、2回目のテイクで曲がるタイミングを誤ってしまったという。その結果、ブラントは「木に突っ込んで、トム・クルーズを殺しかけた」と明かしている。幸い2人は無事で、ブラントによればクルーズは笑っていたという。
■『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』超高層ビルを登るシーン
2011年公開の「ゴースト・プロトコル」では、クルーズがドバイの163階建てブルジュ・ハリファを自力で登るシーンを実際に撮影している。メイキング映像には、クルーズが建物を登ったり、ぶら下がったり、さらには上下に走り回る姿が映し出されており、落下を防ぐ命綱1本だけで支えられている様子が確認できる。
■『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』飛行機しがみつきシーン
2015年公開の「ローグ・ネイション」では、クルーズが飛び立つエアバスA400Mの外側にしがみつく驚異的なスタントを披露。撮影監督のロバート・エルスウィットによると、全身ハーネスを装着したクルーズは、飛行中に目に当たる危険を防ぐために特別なコンタクトレンズを着用し、翼の気流がトムを守るような形になるタイミングを見計らって飛んだという。
■『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』水中息止めシーン
クルーズはこのスタントのために実際にトレーニングを受け、水中で6分間息を止められるようになった。アメリカ生理学会によると、プロのダイバーでも4〜7分間の息止めが限界とされており、これでも脳にダメージを与える危険があると言われている。クルーズは撮影中、限界を試しすぎてスタッフを何度かヒヤリとさせたものの、最終的には見事にミッションをやり遂げた。
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■『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ビルジャンプシーン
2018年公開の「フォールアウト」では、ビルからビルへ飛び移るシーンでクルーズ自身が足首を骨折し、撮影が6週間も中断される事態となった。安全ワイヤー2本に繋がれた状態で高層ビル間を飛び移り、クルーズは着地の際に足が滑ってしまった。クルーズは「瞬間的に、折れたことが分かりました」と振り返っている。
■『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』スピードフライングシーン
シリーズ第7作「デッドレコニング」でクルーズが挑んだのは、「世界で最も危険なスポーツの1つ」とされるスピードフライング。パラグライダーに似ているが、山肌ギリギリを猛スピードで滑空するという極限のアクションだ。クルーズは自身でスタントをやり遂げ、岩場すれすれを飛行している最中、撮影クルーは「カメラの後ろで完全に恐怖に包まれていた」とクリストファー・マッカリー監督は語っている。
■『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』崖からのバイクジャンプシーン
「デッドレコニング」では、クルーズが「子供の頃からずっとやりたかった」と語るスタントがついに実現。それが、バイクで崖から飛び降りてパラシュートで降下するという前代未聞のアクションだ。クルーズは数年にわたりトレーニングを積み、すべての要素を自信を持ってこなせるようになった時点で、ノルウェーの崖にジャンプ台を設置して撮影が行われた。さらにスタッフの証言によると、クルーズはこの“映画史上最大級のスタント”を6回撮影したという。
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※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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