ローレンス・フィッシュバーン、『地獄の黙示録』撮影中に巨匠コッポラを「失望させた」経験を語る

ローレンス・フィッシュバーン、フランシス・フォード・コッポラ 写真:Victoria Sirakova/Getty Images; Michael Loccisano/Getty Images
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俳優のローレンス・フィッシュバーンが、1979年の映画『地獄の黙示録』の撮影中にフランシス・フォード・コッポラ監督を「失望させた」経験について振り返った。
フィッシュバーンは、Apple TV+の新ドキュメンタリー『Number One on the Call Sheet: Black Leading Men in Hollywood』の中で、「『地獄の黙示録』にはオリジナル版ではカットされたシーンがあるが、リダックス版では復活している。自分は当時14歳か15歳で、セックスについて話すシーンをやろうとしていたが、本当は性的経験が全くなかった」と明かした。
「彼(コッポラ)は、何度も何度もそのシーンを撮るよう求めてきた。約40テイクほど撮った。本当にひどかった。そして、彼が失望しているのが分かったんだ。だから僕は本当に気分が落ち込んで、とても落胆していた」
撮影現場での経験に落ち込んでいたにもかかわらず、フィッシュバーンは共演者のマーティン・シーンから掛けられた励ましの言葉を思い出し、それが「自分の人生を救った」と語っている。
「マーティンは、僕の耳元に向かって『誰か、君がとても良い俳優だと言ったことがあるか?』とささやいてくれた。僕が『いいえ』と答えると、彼は『君はとても良い俳優だ』と言ったんだ」
フィッシュバーンはその後もキャリアを通じて、『ランブルフィッシュ』(1983)、『コットンクラブ』(1984)、『友よ、風に抱かれて』(1986)、そして最近では『メガロポリス』(2024)など、コッポラと複数のプロジェクトで共に仕事をしている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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